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[2004年5月]
No.21


オススメ度 ★〜★★★
ぐりとぐら 作・中川 李枝子 絵・大村 百合子 福音館 
GURI and GURA by Rieko Nakagawa ,1963
ぐりとぐらが、森でどんぐりや栗拾いをしていたら、大きなたまごが落ちていた。 「あさからばん まで たべても まだのこるくらいの 大きいかすてら」を作ることにした。卵が大きくて運べないので、 家から材料と道具を持ってきた。
料理することと食べることが大好きな、ぐりとぐらのおはなし。
★★★


ぐりとぐらのおきゃくさま 作・中川 李枝子 絵・大村 百合子 福音館
GURI and GURA and their guest by Rieko Nakagawa ,1966
ぐりとぐらは、雪の上に大きい足跡を見つけた。 辿っていくと自分たちの家に着いた。  既に足跡の主は、長靴をぬぎ、真っ赤なオーバー、襟巻き、帽子を掛け中に入っていた。 ぐりとぐらが、足跡の主を探していると、  台所からいい匂いがしてきた。
ぐりとぐらの絵本の食べ物は、いい匂いまで しそうなくらい美味しそう。
★★★


ぐりとぐらの1ねんかん 作・中川 李枝子 絵・山脇 百合子 福音館
1月、一年中良い日でありますように、、、 2月、子どもは風の子雪の子だ。
各月ごとに、季節感あふれるイラストと、リズムの良い詩で綴る一年間。
★★★


そらいろのたね 作・中川 李枝子 絵・大村 百合子 福音館 1964
ゆうじは模型飛行機を、きつねの「そらいろのたね」と交換した。  種を埋め水をかけた翌日、土から「そらいろの家」がでてきた。  その家は、どんどん大きくなり、町じゅうの子ども達や森じゅうの動物達が遊びにきた。
★★★


まめうし 作・あきやま ただし PHP 1997
まめつぶくらいの、小さい こうしのまめうしくん。 お花の上でお昼寝をしたり、 葉っぱの船で冒険したり、、、。
まめうしくんが、お豆になって、 土にもぐると、頭から、芽が出て枝が出て・・・なんて、変な夢! なかから、たくさんのまめうしが出てきた時には、もう大爆笑。
★★★


まめうしとまめじい 作・あきやま ただし PHP 1999
昔は大きかったまめじいは、年をとるにつれ 小さくなった。まめじいは、 花の上で昼寝を楽しみ、まめうしといっしょに遊び 昔の冒険の宝物を見せてくれた。
こんなおもしろいおじいちゃんと遊んで冒険。ワクワク、ドキドキだね。
★★★


すたすたかたつむり 作・あきや まただし 岩崎書店 1998
ある日、普通のかたつむりに、ニョキっと足がはえてきて すたすた歩く「すたすたかたつむり」になった。
★★


きりかぶのたんじょうび 作・なかや みわ 偕成社 2003
今日は切り株の誕生日。 トシがわからないので、アリさんに、 頭の上のわっか(年輪)を数えてもらう。 ところが、アリさんは十までしか数えられない。  そこで、ねずみさんをよんできた。ところが、ねずみさんは二十までしか数えられない。
さあ、何歳なのかな? どんな動物たちが集まるのかな?たいてい  トリをとるのは、くまさんや、ぞうさんというパターンが多いですね。
★★


きいろとピンク 作・ウィリアム・スタイグ 訳・おがわ えつこ セーラ出版 
Yellow & Pink by William Steig ,1984
1つは黄色で背が高く、もう1つはピンクで太っちょの人形がいた。 黄色は自分らが何者なのか、どこから来たのか、どのようにして出来上がっていったのか、仮説をたて、想像する。


歯いしゃのチュー先生 作・ウィリアム・スタイグ 訳・うつみ まお 評論者 
Doctor de soto by William Steig ,1982
歯医者のネズミのチュー先生は、とても腕利きだった。普通なら、ネコなどの危険な動物の治療はお断りなのだが、 キツネがとても痛そうにしていたので、治療を引き受けた。 キツネは、歯が治ったら、チュー先生夫妻をひと飲みにしようと企んでいた。


まほうつかいとねこ 作・せな けいこ すずき出版 1995
魔法使いは、満月の晩の集会に連れて行く黒猫を募集していた。 雪の降る日、寒さにこごえて迷い込んだ白猫と、 数日いっしょに暮らすうち、妙案を思いつく。 白猫に、黒いセーターを着せて、連れて行くことにした。
魔法使いの集会で、熱くなっちゃった、ってセーターを脱いだ時、「白猫だ!」 と戦慄が走って焦ったけど・・・めでたしめでたしで良かったね。
★★★


まさかりどんが さあ たいへん 作・かこ さとし 小峰書店 1996
まさかりどんがやって来て、大きな木を倒す所からお話が始まる。 歌のような文と、次から次へとあらわれる木工道具達。 そして、見事なグランドピアノと椅子を作り上げる。  次に、裁縫道具がやってきて、ドレスを作り、最後に、ネジだの、集積回路だの、LSIだのが集まってきてロボットを作る。
最初のページからは、決して想像できない結末。さすが、理系絵本作家だな、と唸りました。
★★


だるまちゃんととらのこちゃん 作・加古 里子 福音館 1984
だるまちゃんは、ペンキ屋のとらのこちゃんの おうちへ遊びに行った。そして、黄色い土や 赤い泥の、 雨が降れば落ちる自然のペンキで 町じゅう落書きして歩く。
落書きが評判になり、とらのこちゃんのおうちも大繁盛!
★★★


王女様は4時におみえになる ーある愛のお話 偕成社
作・ヴォルフディートリヒ・シュヌレ 絵・ロートラウト・スザンネ・ベルナー 訳・ひらの きょうこ
DE PRINZEZZIN KOMMT UM VIER by Wolfdietrich Schnurre,2000
男の子は動物園で、臭くて目がただれたハイエナに出会う。 ハイエナは「私は 魔法にかけられた王女さま。 誰かに お茶に呼ばれれば魔法が解ける」と言う。男の子は、さっそく4時にお茶に招待する。
ハイエナの周りを飛び回るハエ達が、臭さを更に盛り上げます。ハイエナも醜く描かれていて、 男の子の家に、バッグをさげて訪ねてきた姿は、可笑しいです。好きです。
★★


それゆけブラシ PASPALL by Pere Calders,1981
作・ペーレ・カルデルス 絵・カルム・ソレ・ヴェンドレル 訳・はやかわ まゆり ほるぷ出版
ジョーイは、遊び相手の犬のスキャンプがいなくなって寂しかった。屋根裏部屋で 手触りが犬の毛のようなブラシをみつけ、 紐を結んで連れて歩いた。 そのうち、本物の犬のように動くが、大人たちは信じない。
最後に、大活躍をしたブラシは、ご褒美に犬小屋をもらいます。スキャンプは帰ってこないけど、 いいのかしら?


ムッシュ・ムニエルのサーカス 作・佐々木 マキ 絵本館 2000
魔術師のムッシュムニエルは、サーカスで手品をすることになった。 ムッシュムニエルが呪文を唱えると、間違えて観客が卵になってしまう。  あわてて戻そうとすると、観客は元に戻ったが、綱渡りのメリーさんの足が伸びてしまう。ひとつ直すたびに、ひとつ変になる呪文。
 唱えるたびに、どこかが直って、どこかが変になるのかを 探すのは楽しいですね。 韻をふんだ呪文も、よく読んでみるとおもしろいですよ。
★★


いろいろ1ねん 作・レオ・レオニ 訳・谷川 俊太郎 あすなろ書房 
A Busy Year by Leo Lionni ,1992
ウィリーとウィニーの双子のねずみ達と、一本の木との友情のお話。 
1月から12月までの、季節のうつりかわりの 貼り絵(コラージュ)が見事で楽しいです。 葉が出て、花が咲き、実がなり、葉が落ち また冬を迎え ウィリーとウィニーが、クリスマスの飾り付けをします。
★★★


くまさんくまさん なにみているの? 作・ビル・マーチン 絵・エリック・カール 偕成社 
Brown Bear, Brown Bear, what do you see? by Bill Martin ,1997
「ちゃいろいくまさん、なにみてるの?」の繰り返し絵本。 
「しろくまくん、なにが聞こえる?」の見るバージョンです。(?) 「赤い鳥」「緑色のカエル」「黒い羊」・・・と色も鮮やかに、見開き一面での貼り絵(コラージュ)も見事。
★★


ぜったいたべないからね 作・ローレン・チャイルド 訳・木坂 涼 フレーベル館 2002
I WILL NOT Ever, Never Eat a Tomato by Lauren Child,2002
妹は、好き嫌いが激しい。そこで、兄は 妹の嫌いなものに、色んな名前をつける。  「にんじん」は「木星からきたえだみかん」。 「まめ」は「あめだまみどり」。 「トマト」は、「まんげつぶちゅっと」。
この食べ物にどんな名前をつけるのか?ワクワクします。 ローレン・チャイルドさんの絵本はこれが初めてだったので、貼り絵や字体に新鮮な印象を受けました。
★★★


ぜったいねないからね 作・ローレン・チャイルド 訳・木坂 涼 フレーベル館 2002
I am NOT sleepy and I WILL NOT go to bed by Lauren Child,2001
絶対に寝ないと言いはる妹を、ねかしつける兄。3匹のトラに、寝る前のイチゴミルクをいれたり、 歯ブラシをらいおんにかじらせたり、クジラとお風呂にはいったり、奮闘する兄。
寝る前の儀式を1つずつ、きちんと付き合う優しいお兄ちゃん。
★★


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