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[2004年6月]
No.22


オススメ度 ★〜★★★
3びきのくま 作・トルストイ 絵・バスネツォフ 訳・おがさわら とよき 福音館書店
ДЕТГИЗ,1962
大きいお父さんグマ、ミハイル・イワノビッチ 中ぐらいのお母さんグマ、ナスターシャ・ペトローブナ  小さな子グマ、ミシュートカが散歩にでかけた隙に、女の子がクマの家にはいりみ、スープを飲んだり、椅子を壊したり・・・。
何をしているの?クマが帰ってきちゃうよ。ちょっと心配してドキドキハラハラ。
★★★


だるまちゃん・りんごんちゃん 作・かこ さとし 瑞雲舎 2003
りんごん村のりんごんちゃんに招かれただるまちゃん。遠い遠い山奥まで出かけ、 色々なりんごを見たり、人形劇を見たり、踊ったりりんご祭りを楽しんで帰る。
実際にかこさとしさんが、長野県の飯田市の人形劇フェスタに参加してできたお話。


ぞうのむらのそんちょうさん 作・かこ さとし 偕成社 1985
火事をいち早く知らせた白い象は 逃げ足が遅いので、他の象のように逃げれず、炎に包まれる。 お母さん象は、自分を犠牲にして白い象を助ける。そして、象の村の象たちは、力が弱くても優しく心豊かな象を村長に選ぶ。 
★★★


くまのビーディーくん 作・ドン・フリーマン 訳・松岡 享子
Beady bear by Don Freeman,1954
ぜんまいで動くクマのビーディーくんは、セイヤー君に書き置きを残して 丘の洞穴へ行った。 洞穴の生活は、何だか落ち着かないので枕や、懐中電灯や新聞を取りに行く。 
ビーディーくんに必要なのは、ねじをまくセイヤー君だった。じゃ、セイヤー君はだれがいなくちゃ駄目なの?
これを読み終えた時、「お母さんは誰が居なくちゃ駄目なの?」と息子に聞かれ、 本の挿絵のように大袈裟に「もちろん君さ」と言って抱きしめてあげました。笑

★★★


ペレのあたらしいふく 作・エルサ・ベスコフ 訳・おのでら ゆりこ 福音館
Pelles nya klader by Elsa Beskow,1970
ペレは子羊を世話していた。子羊が大きくなる頃、自分の上着も短くなった。 ペレは子羊の毛を刈り、おばあちゃんに毛をすいてもらい、糸に紡いでもらい、糸を染め布を織ってもらい、仕立ててもらう。 
★★


カエルくんのおひるね 作・宮西 達也 鈴木出版 2000
日照りが続いて、元気のないカエルくんが、木の上でお昼寝をすると、 下のほうからにゅーっとカエル君を狙って、何かが近寄ってくる。食べようとした、”そのとき” 下のほうからにゅーっと何かがでてくる。
カエルくんを狙って 次から次へ とあらわれる動物達。最後の最後にあらわれたのは、雷雨だったという洒落が素敵。
★★★


ぼくがとぶ 作・佐々木 マキ 福音館 1975
飛行機を作って、昼も夜も世界中を飛んで、行き着いた先は・・・
文章が少ない絵本ですが、絵は素敵だし、最後のオチが笑えます。なんで、ここなの?  でもアザラシの大群がなんともいえず、かわいらしいです。
★★


またおとうさんですよ 作・佐々木 マキ  ひかりのくに 1994
ぶたの親子、おばけの親子、うさぎの親子の三つのお話。


もじゃもじゃしたもの なーに? 作・長 新太 講談社 1994
もじゃもじゃしたものの絵本。文章は、ない。


つきよのキャベツくん 作・長 新太 文研出版 2003
キャベツくんが歩いていると、大きな大きなトンカツが歩いてきた。 おまけに、森の奥からトンカツ・ソースまでやってきた。ブタヤマさんが食べるのをためらっていると、 三日月が出てきて、パクリとひと飲みしてしまう。
豚の形をした、トンカツなんて、怖くて食べれないよね。笑。ブタヤマさんのためらい、戸惑いに同感です。
★★★


とうもろこしおばあさん 再話・秋野 和子 絵・秋野 亥左牟 福音館
村にやって来たおばあさんは、泊めてくれたお礼に、美味しいトウモロコシのパンを焼く。若者が、こっそり付けて行くと、 おばあさんは、足を掻いてトウモロコシを出していた。 見られてしまったことに気づいたおばあさんは、 自分の命とひきかえに村にトウモロコシをもたらす。
つるの恩返し、インディアンバージョンってところでしょうか・・・
★★★  インディアン民話


サンタのクリスマス 作・レイモンド・ブリッグズ 訳・きやま かすみ
Father Christmas by Raymond Briggs ,1992
クリスマスの仕事を終えたサンタは、旅行にでかける。フランス、スコットランド、ラスベガス、行く先々で正体を見破られ、 結局は我が家に帰り着く。そこには、子ども達からの来年のクリスマスの手紙が届いていた。 プレゼントの準備をはじめるうち、またクリスマスがやってくる。
★★


雪のかえりみち 作・藤原 一枝 絵・はた こうしろう 岩崎書店 2000
久しぶりに雪が降った学校からの帰り道、なかなか来ないバスを待ち 、冷たく凍えながらも、色々な人に親切にされ、やっと家に辿り着く。
★★


ぼくねむるのいや 作・高浜 潔 絵・石田 武雄 学研 1975
遊ぶのが大好きなこぐまのルーは冬眠したくない。 母クマが眠りについたところで、 こっそり穴からぬけだし、冬がどんなものか みてやろうと思った。
寒くなりお腹もすいて疲れたるーに母クマは「ねえ、るーちゃん、ふゆって どんなものか みてきたかい」と優しく迎え入れる。


こぎつねコンとこだぬきポン 作・松野 正子 絵・ニ俣 英五郎 童心社 1977
友達が欲しいきつねのコンとたぬきのポンは、 川をはさんだ崖の向うとこっちで出会う。嵐の後、倒れた木が橋になり 行き来して仲良く遊ぶ。あるとき、お互いがお互いに化けあい、そのまま入れ替わっておうちに帰る。
コンとポンの両親はキツネとタヌキが仲良くなる事に猛反対。 でも最後には、認め合って、協力し合って川に橋をかけるお話。
★★★


ビリーはもうすぐ一年生 Billy and the big new school by Laurence Anholt,1997
作・ローレンス・アンホールト 絵・キャスリン・アンホールト 訳・松野 正子 岩波書店
もうすぐ学校へ行くビリーは、不安や心配でいっぱい。 そんな時、疲れて虐められうまく飛べない小雀をみつけ、連れて帰り看病してやる。元気になった小雀を放しながら、 「とんでいかなくちゃ、いけないんだよ。」と自分にも言い聞かせ学校へ行く。
新しい未知の環境に不安や心配があるのは、成長した証拠ですね。帰るべきホームが しっかりとあるからこそ旅立てる、母と子の絆のお話。
★★


まじょとタイムマシン 作・なかえ よしを 絵・おおくぼ ひろあき 金の星社 1991
お父さんが作ったタイムマシンに乗って、 魔女の所にやって来たが、タイムマシンが壊れてしまう。そこで「魔法をみせて」と言って、家に帰る方法を思いつく。
★★


へんしん のうじょう 作・ロイス・エイラト 訳・なかがわ もとこ 偕成社
Color Farm by Lois Ehlert,1990
色々な形、色、そしてページの穴。めくるたびに動物が変身する楽しい絵本
小さい子向き


かしのきホテル 作・久保 喬 絵・駒宮 録郎 フレーベル 1976
大きくて高い樫の木に鳥や虫たちが、ただで泊めてもらっている。  それなのに、わがままで愚痴ばかり。新しく来た みのむしの汚い身なりを見て、 文句を言って皆出て行ってしまう。  
文句を言って、引っ越していった鳥や虫が、困って戻ってくる。 温かく迎え分け隔てなく泊めてやる寛容な大きな大きな樫の木ホテルの話。
★★★


はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー
作・バージニア・リー・バートン 訳・いしい ももこ 福音館
Katy and the big snow by Virginia Lee Burton,1943
けいてぃーはきゃたぴらのついている、立派なとらくたー。大雪で、麻痺した都市にちゃっちゃっちゃっと道をつけていく。
カタカナで書くところも、ひらがなでかかれている。まだカタカナのわからない子供には嬉しい心遣い。


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