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[2004年4月]
No.20


オススメ度 ★〜★★★
オオカミくんのホットケーキ 作・ジャン・フィアンリー 訳・まつかわ まゆみ 評論社
Mr Wolf's Pancakes by Jan Fearnley,1999
オオカミくんは、ホットケーキが食べたくなった。「ブレーメンの音楽隊を引退したおんどり」に作り方の本を読んでもらいたかった。 「ねむりこぞう」に買い物リストを 書いてもらいたかった。「ショウガパンマン」にお金を 数えてもらいたかった。 「赤頭巾ちゃん」に買い物カゴを 借りたかった。「3匹のこぶた」に手伝ってもらいたかった でも、意地悪で意地汚いご近所の連中は ドアをピシャリとしめて断る。
童話にゆかりのあるキャラクターの登場で、パロディなところも笑えますが、最後の驚愕なオチに大笑い。 大変おもしろいです。でも、笑っていいのかちょっと疑問ですね。絶対読んで見てください。
★★★


だるまちゃんとてんぐちゃん 作・加古 里子 福音館 1967
てんぐちゃんの持ち物が、欲しくて仕方の無いだるまちゃん。大きなだるまどんが、色んな種類の欲しいものを用意するが、 てんぐちゃんの意に添うものが無い。そこで、創意工夫して、あつらえてゆく。
最後に顔にある鼻が欲しいのに、花を用意した大きなだるまどん。名誉挽回で頑張っちゃう!
★★★


さんまいのおふだ 再話・水沢 謙一 絵・梶山 俊夫 福音館 新潟の昔話(1978)
Three Magic Amulets - an Old Japanese Tale
おばばに食べられそうになった小僧は、便所の神様にもらった三枚のお札を持って逃げる。 順に、後ろにお札を投げ、ピンチを切り抜け和尚さんの所まで辿り着く。
おばばの追いかける迫力が凄くて、スリル満点です。5歳の息子は怖くて忘れられないとぼやいていました。
結びの言葉、「いちごさかえたなべのした ガリガリ」の「いちごさかえた」は、 一生涯栄えたという意味。昔話などの結びの決まり文句で「めでたし、めでたし」などと同じ意味。 「なべのした」の意味はわからなかった。

★★★


かえるのつなひき 作・儀間 比呂志 福音館 1972
稲に悪い虫がつき、焼き払い命令が出たのを知ったカエル達。「米がなければ、人間は、我らカエルを食うだろう」そこで、 お祭りをして虫達を驚かし水に落とし稲を救おうと考えついた。
沖縄弁の混じった独特の語りべに魂を奪われたかのような息子達。 版画家、儀間さんの絵は、躍動感があり個性的ですね。
★★★


おしえてウルトラマン 作・宮西 達也 学研 
Tell me please, ULTRAMAN by Tatsuya Miyanishi,1988
小学生、中学生、主婦、OLなどの悩みに答えるウルトラマン。


たぬきちおばけになる 作・せな けいこ 童心社 1997
一人前のたぬきは、おばけに化けれなきゃいけない。そこで、本物のオバケの先生のところへ、たぬきちは通う事になった。


おばけのこもりうた 作・せな けいこ 童心社 2003
ひとつ、一つ目小僧が・・・ふたつ、舟幽霊が・・・数え歌。


よくばりぎつねのじろろっぷ 作・おの りえん 絵・たるいし まこ 福音館 1997
よくばりなキツネのじろろっぷに、とうさん、かあさんも困り顔。 ある日、魔法の靴を横取りして走り出したら止らなくなった。欲張って色々なものを、もらいながら走っていく。


ピーマンマンのありがとうっていえるかな 作・さくら ともこ  絵・中村 景児 PHP 2004
プレゼントをもらったり、親切にしてもらった時には何ていうのかな?


バーバパパのクリスマス 作・アネットチゾン・タラスティラー  訳・やました はるお 講談社
9 Barbapapa's Christmas by Annette Tison & Talus Taylor,1997
クリスマスツリーを探しにでかけたバーバパパ、鳥やリスの家の木だったり、 動物達の森の木だったり、木を切れないまま、子供たちの待っているおうちへ帰る。


かいぞくのうた 作・和田 誠 あかね書房1996
本を読んでいたら 海賊になりたくなり、子分をひきつれ船出する。貴族から奪った宝を 宝島に埋めて、海賊の歌を歌う。


キャプテンうみへいくThe Sailer Dog by Margaret Wise Brown,2003
作・マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵・ガース・ウィリアムズ 訳・ひがし はるみ 徳間書店 
船乗りになりたい犬 キャプテンが船長になり旅にでる。 嵐に会い漂着するが、壊れた船を修理して、また船旅に出る。


たまこさんがきた  作・すとうあさえ 絵・末崎 茂樹 偕成社 2001
うさむさんの奥さんがお産で入院したので、働き者のたまこさんが、お手伝いにやって来た。 最初は、打ち解けれなかった たむ君も次第に心を開く。


なんぎなたんけんたい 作・佐々木 マキ 小学館 1966
4人の探検隊の冒険の先には、ヘビのような葉っぱを持つ不思議な花や、砂を食べて石のうんちをする鳥など、難儀なことがいっぱい。


王さまとかじや 作・ジェイコブ・ブランク 絵・ルイス・スロボドキン  訳・八木田 宜子 
The King and the Noble Blacksmith by jacob Bianck esq,2001 徳間書店
ホレイショ王には、身の回りを全てやってくれる、算数大臣、お天気大臣、テーブル大臣、寝室大臣、お風呂大臣達がいた。 しかし、カラスが王様のかんむりを奪い木の上にとまると、「盗まれたかんむりをとりもどす大臣」がいなくて困る。


きつねのテスト 作・おざわ ただし 絵・片山 健  ビリケン出版 1998
キツネのテストの家に迷い込んだのぶこ。第一問は、二つの椅子のうち、座ると猫になる椅子を選べば正解。 次の問題は黄色と青の粘土、ダルマになる方を選べば正解。 最後にカレーパンになるトラを選び、全問正解すると「カバの女の子」になれるという。
不思議なテストを淡々とこなすのぶこが、また不思議です。 表情のあるキツネに対して、無表情なのぶこさんや、迫力ある動物の顔も印象的でした。
★★★


あくび 作・中川 ひろたか 絵・飯野 和好 文渓堂 1999
それをみた〇〇にあくびがうつり、あくびのリレーが続いていく。
最後に「ぼく」 にあくびがうつって、寝てしまいます。実は読者にあくびがうっつってたりして・・・。寝る前にお薦めだったりします。笑
★★★


しわしわしわ・・・ 作・井上 洋介 文渓堂 1995
としをとると、しわしわになる。百円玉も、ビルも、自動車も 皆、しわしわしわ。


アジア!イチャリバ、チョーデー アジアからの手紙
作・大貫 美佐子 絵・スズキ コージ 光村教育図書 2001 
ミャンマー,ラオスに住む4人の子どもたちの手紙を通じて、その国の文化、慣習、伝統などを紹介する。


くいしんぼうのはなこさん 作・いしい ももこ  絵・中谷 千代子 福音館 1965
わがままで、食いしん坊の牛のはなこは、牧場の食べ物を独り占めして、お腹がガスでパンパンに膨れ上がりアドバルーンのようになる。


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