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片山 健
Ken Katayama


1940年、東京都生まれ。武蔵野美術学校商業デザイン科卒。 絵本作家、画家として活躍。

1993年 「タンゲくん」で講談社出版文化賞受賞。
1997年 「からだっていいな」で第3回日本絵本賞
1998年 「きつねにょうぼう」で第4回日本絵本大賞

絵がダイナミックで迫力があり、息子達の 心を捉えて放さないようです。私は、「タンゲくん」 「こっこさんとかかし」「こっこさんとあめふり」が好きです。


オススメ度 ★〜★★★
タンゲくん  福音館
ある日、片目の潰れたネコがやってきた。タンゲという名前をつけて、うちのネコになった。 だけど、外に行ったタンゲくんが何をしているのかは、わからない。タンゲくんと呼んでも、よそのネコと逃げてしまう。
ネコらしいネコのタンゲくん、片目が潰れた訳はわからないけど、 きっとネコらしい理由なのでしょう。主人公の女の子が、タンゲくんの外での生活を、あれこれ考えて、 ヤキモチをやいている微妙な女心が可愛いらしくて大好きです。
★★★ 講談社出版文化賞受賞。


わたしがおひさまだったら 福音館2004 こどものとも584号
私がお日様だったら 鳥に歌えと、花に咲けと、犬に走れと、野菜におおきくなあれ、 美味しくなれと 笑って遊ぶ。
元気な女の子のエネルギーがどんどん伝わって、こちらまで 元気になりそうです。






コッコさんシリーズ



コッコさんのかかし  福音館
コッコさんは、お父さんと、お兄ちゃんといっしょに案山子を作り、畑に立ててもらった。  海賊の格好の案山子は、梅雨の日も暑い日も台風の日もずっと立っていた。
よき時代の日本を、田舎を、故郷を  思い出すような季節ごとの絵が好きです。実り豊かな秋の絵は特に気に入っています。
★★★


おやすみなさいコッコさん 福音館
お月様が、まだ起きているコッコさんに、「雲も池の水も眠ったよ」と次々と語りかける。 「コッコはねむらないもん」とコッコさんは頑張って起きていようとする。
眠るのがもったいないコッコさん、睡魔がいつの間にか襲ってきました。本を閉じながら、おやすみなさい。
★★


コッコさんのおみせ  福音館
コッコさんがカレー屋さんをしている。誰もお客が来ないので、カレーとサラダの出前をする。


コッコさんとあめふり  福音館
てるてる坊主を作ったが、雨は降り止まない。てるてる坊主の中に手紙や宝物を入れたが、やはり雨が降る。 そこで、てるてる坊主が疲れているんだと、布団をしいて休ませてあげた。
てるてる坊主が疲れているんだと思う発想に唸りました。息子達との何気ない生活の中でも、 はっと驚くことがよくあります。大人にはない発想ですが、大人も子供だった時、こんな発想をしていたのでしょうね。


コッコさんのともだち  福音館
コッコさんは、保育園のみんなと遊べず一人ぼっち。先生が「二人ずつ手を繋ぎましょう」と言った時に、 同じく一人ぼっちのアミちゃんを見つける。
★★







片山 健さんの絵






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