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なべ塾読み聞かせもくじ著者別


ウィリアム・スタイグ
William Steig


1907〜2003年 ニューヨーク生まれ。1930年、ニューヨーカー に漫画を連載し続ける。1968年より子供の絵本制作を始める。

1970年 「ロバのシルベスターとまほうのこいし」でコルデコット賞を受賞

魔法、冒険と子供達がワクワクするような素敵なお話ばかりです。 素敵な友情のお話「ねずみとくじら」や風変わりなお話「みにくいシュレック」、 意地を張りすぎた「いやだいやだのスピンキー」が私のお気に入りです。


オススメ度 ★〜★★★
ねずみとくじら 訳 せた ていじ 評論社 
Amos and Boris by William Steig 1971
ねずみのエーモスが船旅をしている時、誤って海に落ち、くじらのボーリスに助けられる。二人は、友達になりそれぞれの暮らしにもどる。 長い年月が経ち、くじらのボーリスは嵐で浜辺に打ち上げられる。偶然にもエーモスが通りかかり、ゾウを呼んで助ける。
この先2度と会えないことも、絶対忘れないことも知っていた二人の別れ際が素敵でした。
★★★


ピッツァぼうや 訳・木坂 涼  セーラ出版
Pete'sa Pizza by William Steig
雨降りで外で遊べず、ご機嫌ななめのピート。そこで、お父さんは、ピートをピッツァにして遊ぶことを思いつく。 生地をこねて、ひっぱったりのばしたり、具をのせて焼き上げる。



いやだいやだのスピンキー 訳・おがわ えつこ セーラ出版
Spinky sulks by William Steig 1988
「本当の僕をわかってくれる人なんて、誰一人いない」とスネてしまったスピンキー。姉さんや兄さん両親がなだめてもスネたまま。 友人やおばあさんピエロがご機嫌をとってもスネたまま。 皆は一生懸命やったが、機嫌は直らなかった。一方、スピンキーはとっくに、機嫌は直っていたのだが、 どうやって仲直りするのか、わからないでいたし謝るのも嫌だった。
スネすぎて仲直りするタイミングを逃すことってありますよね。
★★★


ちいさくなったおにいちゃん 訳・木坂 涼 セーラ出版
The toy brother by William Steig,1996
兄のヨリックは、普段から弟のチャールズを馬鹿にして相手にしない。  ヨリックは父親の留守中に実験室に入り込み、失敗して小さくなってしまった。 チャールズが、もとに戻そうとするが上手くいかない。


ものいうほね 訳・せた ていじ 評論社
The Amazing Bone by William Steig,1996
話を喋る骨(ものをいうほね)を拾ったこぶたのパール。骨と楽しく話しながら家路の途中で、おいはぎに会う。 その場は、ものをいうほねの機転でくぐり抜けたが、次に悪いキツネに捕まる。
ものをいうほねの不思議な魔法で、次々とピンチを脱するお話。 息子達は、ピンチが迫るたびドキドキで、ものをいうほねの魔法はワクワクでした。
★★


ねずみの歯いしゃさん アフリカへいく 訳・木坂 涼 セーラー出版 
Doctor de soto goes to Africa by William Steig,1992
腕のいい歯医者のねずみのソト先生は、奥さんと象の虫歯を治しにアフリカへ行った。  ところが、象を恨むアカゲザルに誘拐され鳥かごに閉じ込められる。


みにくいシュレック 訳・おがわ えつこ セーラー出版
Shrek! by William Steig,1990
主人公のシュレックは、みにくい両親からうまれたみにくい子。魔女の占いに従って、みにくい王女を探しに旅に出る。
主人公が醜いのも、変っていて面白いし、そのパワーも凄いですね。  とても臭いので、行く先々の木々はのけぞり、人もけものも逃げ惑います。 稲妻と雷を食べ、  まわりじゅうを脅かし蹴散らしながらズンズン進みます。ある意味、あっぱれ!ですね。
★★★


ザバジャバ ジャングル 訳・おがわ えつこ セーラー出版
The zabajaba jungle by William Steig,1987
レオナルドは未開の色鮮やかなジャングルを、何故かはわからないけれど進んでいた。 様々なアクシデントやピンチを切り抜け、不思議な冒険の先にみつけたものは両親だった。
まるで、夢の中のお話のようですね。。


ジークの魔法のハーモニカ 訳・木坂 涼 セーラー出版 
Zeke Pippin by William Steig,1994
ジークはゴミ集めの車から落ちたハーモニカを拾った。それは、音色を聞いた人を 眠らせる魔法のハーモニカだった。
★★


きいろとピンク 訳・おがわ えつこ セーラ出版 
Yellow & Pink by William Steig ,1984
1つは黄色で背が高く、もう1つはピンクで太っちょの人形がいた。 黄色は自分らが何者なのか、どこから来たのか、どのようにして出来上がっていったのか、仮説をたて、想像する。


歯いしゃのチュー先生 訳・うつみ まお 評論者 
Doctor de soto by William Steig ,1982
歯医者のネズミのチュー先生は、とても腕利きだった。普通なら、ネコなどの危険な動物の治療はお断りなのだが、 キツネがとても痛そうにしていたので、治療を引き受けた。 キツネは、歯が治ったら、チュー先生夫妻をひと飲みにしようと企んでいた。


ゆうかんなアイリーン おがわ えつこ セーラ   
Brave Ireen by William Steig ,1986
アイリーンは吹雪の中、お母さんが作った素敵なドレスをお屋敷へ届けに行く。強い風にドレスを飛ばされ、足をくじき、 雪に埋まり大変なことになる。
日本図書館協会選定、全国学校図書館協議会選定、厚生省中央児童福祉審議会推薦。
★★★



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