ぜったいたべないからね 訳・木坂 涼 フレーベル館 2002
I WILL NOT Ever, Never Eat a Tomato by Lauren Child,2002
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妹は、好き嫌いが激しい。そこで、兄は 妹の嫌いなものに、色んな名前をつける。
「にんじん」は「木星からきたえだみかん」。 「まめ」は「あめだまみどり」。
「トマト」は、「まんげつぶちゅっと」。
この食べ物にどんな名前をつけるのか?ワクワクします。
ローレン・チャイルドさんの絵本はこれが初めてだったので、貼り絵や字体に新鮮な印象を受けました。
★★★ |
ぜったいねないからね 訳・木坂 涼 フレーベル館 2002
I am NOT sleepy and I WILL NOT go to bed by Lauren Child,2001
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絶対に寝ないと言いはる妹を、ねかしつける兄。3匹のトラに、寝る前のイチゴミルクをいれたり、
歯ブラシをらいおんにかじらせたり、クジラとお風呂にはいったり、奮闘する兄。
寝る前の儀式を1つずつ、きちんと付き合う優しいお兄ちゃん。
★★ |
ぜったいがっこうにはいかないからね 訳・木坂 涼 フレーベル I am Too absolutely small for school by Lauren Child,2004
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あたしはまだ大きくないし、学校へ行ってる時間もないし、数も10まで数えれば十分、と学校に行きたがらない妹に、
とうとう初登校の日がやってきた。
新しい環境に不安を感じる妹、その気持ちがよくわかるお兄ちゃんの
絶妙なやりとり、なんだかんだと理屈をこねる理屈にも大笑いです。
★★★ |
クラリス・ビーンシリーズ
あたし クラリス・ビーン 訳・木坂 涼 フレーベル
Clarice Bean That's Me by Lauren Child,2002
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お姉ちゃんのマーシーも、思春期のお兄ちゃんも自分の部屋があるのに、クラリス・ビーンは弟のミナルと
兼用。静かな場所にいたいと思っても庭にはロバート・グレンジャーがやってくる。
夕食の時、ミナルと喧嘩して、スパゲッティを頭からかけた罰として3時間も部屋に閉じ込められた。
腕時計持ってないからペンで描いちゃったという、キャラ(?)のクラリス・ビーン、
家族や友人を冷静に観察しているのが面白いです。
★★★ 1999年 スマーティーズ賞。 |
あたしの惑星! クラリス・ビーン 訳・木坂 涼 フレーベル
What Planet Are You From Clarice Bean? by Lauren Child,2001
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ウィルバートン先生は、「環境」について宿題をだした。
普段、行動をおこさない兄のカートンが「自然破壊をくいとめる」と言って木の上で抗議を始める。
「家の真上には大きな穴が開いていると思う、お姉ちゃんがヘアスプレーを使いすぎるから」
こんなフレーズも、クラリス・ビーン独特の観察眼で好きです。
★★★ |
他
わたしペットをかいたいの 訳・中川 ひろたか PHP
I want a Pet by Lauren Child,1999
| ペットを飼いたい女の子は どんな動物が良いか 家族に相談する。
自分が食べられたり、まねされたり、掃除が大変なペットは嫌だった。ペットショップのおばさんが薦めたペットは卵だった。
色々な動物の嫌な点をとりあげて 話がすすみ愉快です。
タコは一歩、歩くと8つ足跡がつき掃除が大変だから嫌だなんて 感心しながら大笑いです。それにしても、何の卵なのでしょうね。
★★★ |
いたずらハーブえほんのなかにおっこちる 訳・中川 ちひろ フレーベル館
Who's afraid of the big bad book by Lauren Child ,2002
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ハーブは絵本が大好き。ある夜、本を開いたまま寝てしまい、
目覚めると(トルストイの)3匹のクマの家に居た。
ハーブはおとぎばなしの森を通り、舞踏会が開かれているお城へ行った。
昔、いたずらで、おきさき様にはヒゲを落書きし、王様の椅子や王子を切り抜いたので、
絵本の中は大騒ぎになっていた。
傑作です。トルストイの3匹のクマ、ヘンデルとグレーテル、
グリム童話のラプンツェル、長靴をはいたネコ、シンデレラと次から次へ有名なお話が登場します。
自分が貼り付けた電話に追い詰められ、スリルや迫力も満点。
床に穴を作り 次のページに飛び込む所に、本当に穴があいているのもユーモラスです。
小さいときに絵本へ落書きしたことはあるだろうけど、もしこんな話があったとしたら・・・。
本へイタズラするのはやめましょうね。
★★★
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ペットになりたいねずみ 訳・木坂 涼
フレーベル館
That pesky rat by Lauren Child ,2002
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薄汚れたゴミ箱に住み、スナック菓子の寝袋で生活するドブネズミは、誰かのペットになり
名前をつけてもらいたかった。ある日、目の悪いミスター・フォーテスキューが、そのドブネズミを
ネコだと思ってペットにする。
ペット達から「ペットの暮らしも楽じゃない」と聞きながらも
ペットになりたいねずみのお話。もしかして、ペットはこんな風に人間を見ているのかもしれない
ね。
★★★
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