あおくんときいろちゃん 訳・藤田 圭雄 至光社
Little Blue and Little Yellow by Leo Lionni,1967
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あおくんときいろちゃんは、大の仲良し。 一緒に遊んでいるうちに、
嬉しくて色が交わり「緑色」になってしまう。
おうちに帰ると、パパとママに「うちの子じゃない」と言われ 悲しくて泣いてしまう。
孫のために作ったという、有名な代表作です。
★★★ |
フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし
訳・谷川 俊太郎 好学社 FREDERICK by leo Lionni,1967
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冬に備えて働く仲間を見ても、働かないねずみのフレデリック。フレデリックは、「暗い冬のために、お陽様の光や、
色や、言葉を集めている」という。 やがて、冬がきて、隠れ家にこもり、食べ物や、話が尽きてきた。
「ありとキリギリス」を想像していましたが、
フレデリックのお陰で、楽しく冬のつまらない隠れ家生活が素晴らしいものに変わるというお話。
★★ |
スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし
訳・谷川 俊太郎 好学社 Swimmy by leo Lionni,1969
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大きな魚に、兄弟達を食べられてしまった魚のスイミー。 さびしく悲しく泳いでいたら
、新しい仲間に出会う。みんなで、一匹の大きな魚の形になって泳ぐことにした。
悲しみを乗り越え、知恵と勇気で力強く生きるスイミー、
息子の国語(2年生)の教科書にも載っていました。これは、ユダヤ人であるレオ・レオニさんの
第二次世界大戦を経験からでしょうか。小さくても大群になった力は、大きい敵にも勝てるというお話です。
★★ |
せかいいちおおきなうち りこうになった かたつむりのはなし
訳・谷川 俊太郎 好学社 The biggest house in the world by leo Lionni,1968
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もっと、大きいおうち(殻)が欲しいと思ったカタツムリ。 とうとう、うちを大きくする方法を発見した。
おうちはどんどん大きくなるのだが・・・
誰もいなくなったカタツムリの大きなおうちが、崩壊していく貼り絵が強烈でした。
何事もほどほどが一番ですね。
★★★ |
マシューのゆめ えかきになったねずみのはなし
訳・谷川 俊太郎 好学社 Matthew's Dream by leo Lionni,1992
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将来の夢がみつからないマシューは、世界を見たいと思っていた。ある日、美術館へ行った時、マシューは絵描きになろうと思った。
★ |
ぼくのだ!わたしのよ! 3びきの けんかずきの かえるのはなし
訳・谷川 俊太郎 好学社 It's mine by Leo Lionni,1985
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いつも、「ぼくのだ」「わたしのよ」と物を取り合い、喧嘩ばかりしている3匹の蛙がいた。
突然の嵐がきて、池があふれ島が呑み込まれた。 3匹は、ひとつだけ残った岩に集まって、怖さに震え共に嵐の時間を過ごす。
嵐を乗り越えた3匹は、「水や地面や空気は みんなのもの」という幸せな気持ちになり、共有できる喜びを知ります。
★ |
ひとあし ひとあし なんでもはかれる しゃくとりむしのはなし
訳・谷川 俊太郎 好学社 Inch by Inch by Leo Lionni,1975
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鳥に食べられそうになった「しゃくとりむし」は、鳥の尻尾の長さを「1歩、2歩、、、」と測りながら逃げる。
上手く逃げたしゃくとりむしだったが、ナイチンゲール(鳥)が歌う「歌の長さ」を測らないと食べられてしまう。
indh by inch が 「ひとあし、ひとあし」という題名になっているのが絶妙ですね。最後にナイチンゲールから
、逃げるシーンが気に入っています。「はかりにはかった、ひとあしひとあし」地道に冷静にマイペースに
逃げ切るしゃくとりむしに拍手喝采です。谷川俊太郎氏の翻訳があまりにも、素敵なので、原文と読み比べてみたくなりました。
★★★ |
おんがくねずみ ジェラルディンはじめておんがくをきいた ねずみのはなし
訳・谷川 俊太郎 好学社 Geraldine, the Music-Mouse by Leo Lionni,1980
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音楽を聞いたことがないジェラルディンが、大きなチーズをみつけた。
その中には自分の尻尾をフルートに見立てて、吹くねずみの彫像があった。
夜毎、そこから流れる音を聞いているうち、音楽を自分のものにしたくなった。
★ |
アレクサンダとぜんまいねずみ ともだちをみつけたねずみのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
Alexander and the wind-up mouse by Leo Lionni,1975
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ねずみのアレクサンダは、人間に煙たがられ、
ぜんまいおもちゃのウィリーは、ちやほや可愛いがられている。
アレクサンダはそんなウィリーを羨やんでいた。
ある日、アレクサンダはゴミ箱行きになった古いおもちゃの中にウィリーを見つける。
ウィリーを羨ましく思いながらも、友達を大切に思うアレクサンダの優しさが、奇跡を起こしたのかな
? ★★ |
びっくりたまご 3びきのかえるとへんなにわとりのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
An extraordinary egg by Leo Lionni,1996
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石ころ島に住むカエルが見つけた卵。孵ったのはワニなのに ニワトリだと信じていた。カエルが藻にからまって溺れかかっていた時
ワニに救われ仲良くなる。やがて、ワニの子は母の元へ帰る。
ワニの母が、「私のかわいいワニちゃん」と言ったのを聞いて「ニワトリなのに、なんてばかなことを・・・」
とカエル達が笑い転げるのを見て、笑い転げる息子たちを見て笑い転げる私でした。
★★★ |
ペツエッティーノ じぶんをみつけたぶぶんひんのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
Pezzettino by Leo Lionni,1975
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自分は小さいので、きっと誰かのとるに足りない部分品(かけら)なのではないか?と思っていた。
そしてとうとう、誰の部分品なのかを探しに旅に出る。
自分も皆と同じ、部分品が集まってできている誰かだということに気づきます。
★★★ |
うさぎたちのにわ りんごのすきなうさぎのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
In the Rabbitgarden by Leo Lionni,1975
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年寄りうさぎが、「キツネにやられるから、りんごを食べるな」と言って出かけた。
ところが、2匹の仔ウサギは、ヘビに誘惑されリンゴを食べてしまう。
仔ウサギ達は、きつねに襲われるが、ヘビに助けられる。そこへ、年寄りウサギが帰ってきた。
話の意外な展開が楽しいですね。実
は、年寄りウサギがリンゴを食べられないようについた嘘だったのでしょうか?
★ |
どうする ティリー? 訳・谷川 俊太郎 好学社
Tillie and the wall by Leo Lionni,1989
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ティリーは、高い壁の向こう側に何があるのか知りたかった。登ったり、穴をあけようとしたり、
乗り越える方法を探した。決して諦めなかった。
★ |
うさぎをつくろう 訳・谷川 俊太郎 好学社
Let's make rabbits by Leo Lionni,1982
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鉛筆が描いたウサギと、はさみが切り抜いたウサギが、影のある本物の人参を食べて影がある本物になるお話
カバーの裏にある谷川俊太郎さんの、コメントを読んでなるほど、と感心しました。笑 そんな意味が込められているのですね。
★ |
ニコラスどこにいってたの? 訳・谷川 俊太郎 佑学社
NICOLAS, where have you been? by Leo Lionni,1987
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少数の悪い鳥のせいで、鳥は皆、悪い奴だと思い込んでいるネズミの仲間達は、ニコラスの経験を聞き、考えを改める。
★★ |
みどりのしっぽのねずみ かめんにとりつかれたねずみのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
The Green Tail Mouse by Leo Lionni,19788/font>
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町のねずみに聞いたマルディ・グラ(お祭り)を、野ねずみ達もやってみた。踊って、歌って、仮面をつけて脅かし合ううちに、
かわいいねずみであることを忘れ、恐ろしいけだものだと思い込むようになった。
★★ |
ここにいたい あっちへいきたい にひきののみのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
A Flea Story by Leo Lionni,1977
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イヌのお尻に住む赤いノミが、イヌの耳も見てみたいと言い出す。冒険好きの赤いノミは次から次へと、
動物を渡り歩き世間を見て回る。一方、つられてイヌから飛び出してしまった青いノミは、もとのイヌへ戻りたいと思う。
★★★ |
さかなはさかなかえるのまねしたさかなのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
Fish is fish by Leo Lionni,1975
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おたまじゃくしと魚が仲良く池に住んでいた。おたまじゃくしは、やがてカエルになり池の外へ出て行った。
ある日、戻ってきたカエルは、とてもかわったもの、鳥や牝牛や人間、世の中の話をした。
カエルのように飛び回って、素晴らしい世の中を見たくなった魚は、岸へ飛びあがる。
★★★ |
いろいろ1ねん 作・ 訳・谷川 俊太郎 あすなろ書房
A Busy Year by Leo Lionni ,2000
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ウィリーとウィニーの双子のねずみ達と、一本の木との友情のお話。
1月から12月までの、季節のうつりかわりの 貼り絵(コラージュ)が見事で楽しいです。
葉が出て、花が咲き、実がなり、葉が落ち また冬を迎え ウィリーとウィニーが、クリスマスの飾り付けをします。
★★★ |
じぶんだけのいろいろいろさがしたカメレオンのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
Color of His Own by Leo Lionni, 1975
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行く先々で色がかわるカメレオンには自分の色がない。ある日、もう一匹のカメレオンに会い、いっしょに同じ色に変わった。
自分の色がなくても、いろいろな色にかわれることを、分かち合えました。
自分だけの色は、一色でなくても良いのです。同じ色になれるのですから。
★★★ |
6わのからす 訳・谷川 俊太郎 佑学社 1989
Six crows by Leo Lionni ,1988
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麦畑を耕す農夫はカカシを立て、麦をついばむ6羽のカラスを追い払おうとした。カラス達はおそろしいタコを作って怖がらせた。
反目しあって喧嘩するうち、ほったらかされた麦はしおれていった。見るに見かねたフクロウが仲裁にはいる。
フクロウ曰く「話し合いに手遅れはない、言葉は魔法使いさ」
谷川俊太郎さんは、言葉の魔法使いですね。素敵な言葉です。
★★★ |
コーネリアスたって歩いたわにのはなし 訳・谷川 俊太郎 好学社
CORNELIUS by leo Lionni,1983 |
ワニのコーネリアスは二本足で立って歩いた。立つと遠くのものが見えるのに 仲間は興味を示さない。
みんなに理解されないコーネリアスはサルに会い、逆立ちと尻尾でぶら下がることを教わった。
新しい事は、なかなか受け入れてもらえないけれど、コーネリアスはくじけず前向きに突き進みます。
勇気と信念を貫き、最後には自分が間違っていなかったことを知り、ほくそ笑みます。ワニのギザギザ口の口角が上がってたり、
下がってたり、それだけで気持ちが伝わってきます。注意して見て下さいね。
★★ |
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