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[2003年9-10月]
No.11


オススメ度 ★〜★★★
おやすみなさいコッコさん 作・片山 健 福音館 
お月様が、まだ起きているコッコさんに、「雲も池の水も眠ったよ」と次々と語りかける。 「コッコはねむらないもん」とコッコさんは頑張って起きていようとする。
眠るのがもったいないコッコさん、睡魔がいつの間にか襲ってきました。本を閉じながら、おやすみなさい。
★★


コッコさんのおみせ 作・片山 健 福音館
コッコさんがカレー屋さんをしている。誰もお客が来ないので、カレーとサラダの出前をする。


コッコさんとあめふり 作・片山 健 福音館
てるてる坊主を作ったが、雨は降り止まない。てるてる坊主の中に手紙や宝物を入れたが、やはり雨が降る。 そこで、てるてる坊主が疲れているんだと、布団をしいて休ませてあげた。
てるてる坊主が疲れているんだと思う発想に唸りました。息子達との何気ない生活の中でも、 はっと驚くことがよくあります。大人にはない発想ですが、大人も子供だった時、こんな発想をしていたのでしょうね。


バーバパパのパンダさがし Barbapapa and the Pandas by Annette Tison & Talus Taylor
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー 訳・やました はるお 講談社
バーバ達はパンダを探して中国へやってきた。やっと、パンダに会えたバーバーズはビデオを片手に、夢中になり追いかける。


バーバパパのふうせんりょこう The Barbababies' Balloon by Annette Tison & Talus Taylor
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー 訳・やました はるお 講談社
犬君がもぐりこんだ、お弁当の籠を、ワシが山のてっぺんの自分の巣まで運んでしまう。


バーバパパのこもりうた The Barbapapa Babysitters by Annette Tison & Talus Taylor
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー 訳・やました はるお 講談社
産まれたばかりの赤ちゃん、アリスちゃんを子守りするバーバ達。アリスちゃんもご機嫌で、少しずつ成長していく。


ねずみさんのながいパン 作・多田 ヒロシ こぐま社
ねずみさんが、長いパンを持って走っていく。ぞうさん、きりんさん、ライオンさんらの 家庭の食事の風景を見ながら辿り着く先は自分の家。


タコのオクトくん 文・富安陽子 絵・高畠 純  ポプラ社
茄子を食べたいタコのお父さんお母さんのために、オクトくんが夜の畑で冒険する。


ピッツァぼうや 作・ウィリアム・スタイグ 訳・木坂 涼 セーラ出版
Pete'sa Pizza by William Steig
雨降りで外で遊べず、ご機嫌ななめのピート。そこで、お父さんは、ピートをピッツァにして遊ぶことを思いつく。 生地をこねて、ひっぱったりのばしたり、具をのせて焼き上げる。


空とぶゴーキー 作・ウィリアム・スタイグ 訳・木坂 涼 セーラ出版
Gorky Rises by William Steig 1980
カエルのゴーキーは魔法の液体を作り、その力で空を飛ぶ。ゴーキーは、空の上に長いこと漂っていたが、 そろそろ降りたくなった。そこで、1滴ずつ液体をたらして降りて行くことにした。
空を飛んでいたことを、最初は信じなかった父さんが「空を飛んでつかれただろう、家でお休み」 というのは笑えました。お空を魔法の液体で飛ぶなんて、子供なら憧れてしまいますね。
★★


ねずみとくじら 作・ウィリアム・スタイグ 訳・せた ていじ 評論社
Amos and Boris by William Steig 1971
ねずみのエーモスが船旅をしている時、誤って海に落ち、くじらのボーリスに助けられる。二人は、友達になりそれぞれの暮らしにもどる。 長い年月が経ち、くじらのボーリスは嵐で浜辺に打ち上げられる。偶然にもエーモスが通りかかり、ゾウを呼んで助ける。
この先2度と会えないことも、絶対忘れないことも知っていた二人の別れ際が素敵でした。
★★★


ゆうちゃんとへんてこライオン 作・長 新太 小学館
ゆうちゃん編。ゆうちゃんがポコポコ歩いていたら、へんてこなライオンに会う。


たぬきがつくったへんな海 作・さとう わきこ ポプラ社
父さんが忙しくて、海に連れて行ってもらえない僕は、田んぼが海みたいに思えた。そんな時、たぬきが現れて、田んぼを海に変えたり、  毛虫、しゃくとり虫、とんぼらを、くじらやくらげやかもめに変えていく
最後に、たぬきさんたちも、ガムに化けていっしょに本物の海に 行けて良かったですね。たぬきガム、きつねガム、いたちガムに子供たちが大笑いです。
★★


そんしたくんのはなし 作・さとう わきこ 文研出版
そんしたくんの、たった一つの大きなお芋を、天狗が盗んで、雲に乗って逃げていく。そんしたくんは、 たくさんの風船を持って地面を蹴って蹴って蹴りまくって天狗の雲を追いかけた。
たくさんの風船を手に持って、蹴って蹴って空へ舞い上がるという 夢のような話に、子供達は目を輝かせていました。空を飛べたらいいね。
★★


ラチとらいおん 作・マレーク・ベロニカ 訳・とくなが やすもと 福音館 
Laci es az oroszlan by Marek Veronika
弱虫のラチが強いライオンに出会い、鍛えられ強くなり自信が持てるようになるお話


ごりらのごんちゃん 作・馬場 のぼる PHP研究所
お猿さんの輪投げを見たごんちゃん、車のタイヤが捨ててあるのを見て タイヤの輪投げを思いつく。そして、通りかかったダチョウの首にタイヤを輪投げする。
悪戯を始めたゴンちゃん、でも最後には皆に仕返しされちゃう。
★★


フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし FREDERICK by Leo Lionni 1967
作・レオ・レオニ 訳・谷川 俊太郎 好学社
冬に備えて働く仲間を見ても、働かないねずみのフレデリック。フレデリックは、「暗い冬のために、お陽様の光や、 色や、言葉を集めている」という。 やがて、冬がきて、隠れ家にこもり、食べ物や、話が尽きてきた。
「ありとキリギリス」を想像していましたが、 フレデリックのお陰で、楽しく冬のつまらない隠れ家生活が素晴らしいものに変わるというお話。
★★


さっちゃんのまほうのて 作・たばた せいいち  のべあきこ しざわさよこ 共同制作 
先天性四肢障害児父母の会  偕成社
右手に5本の指がないさっちゃん。ままごと遊びをする時に、だれがお母さんになるかで、喧嘩になる。 友達に「手のないお母さんなんて変だ」と言われ、みんなと違うことに気づく。 そしてさっちゃんは、大きくなっても、指がはえてこない、という真実を知る。
「でもね、これがさちこの大事な手、お母さんの大好きな、さちこの可愛い手」 「手をつないでいると、不思議な力がお父さんの体いっぱいになるんだ、さちこの手は魔法の手」 障害に対して真っ直ぐに向き合うご両親の愛がたっぷり溢れた言葉ですね。読んでて、あちこちで涙ぐんでしまいました。 この本を読んで「障害を持つ」とはどういうことか、息子達と話すきっかけになりました。
★★★


すてきなぼうし 文・あまん きみこ  絵・ 黒井 健 あかね書房
ななちゃんの帽子が、春風に飛ばされて、あひるのガーコ母さんの買い物カゴになったり、こねずみ達の揺りかごになる。
未就園児向け


サンタとふしぎなながれ星 作・たむら しげる メディアファクトリー
流れ星が、サンタのおもちゃ工場に降って大変だと聞き、ルネくんはサンタさんを助けに行った。 プレゼントのおもちゃが壊れてしまったので、かわりのおもちゃを作り、巨人雪だるまに乗り込んでプレゼントを配りに出発する
ルネ君の外套の紫色、サンタさんの所へ行くD51型の汽車の紫色がとても鮮やかで印象的でした。 汽車が走る絵がファンタジックで素敵です。
★★


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