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田畑 精一
Seiichi Tabata


1931年、大阪府生まれ。京都大学理学部中退。 人形劇に携わった後、古田足日氏に出会い子供の本を手がける。


オススメ度 ★〜★★★
 
おしいれのぼうけん 古田足日、 童心社
さくら保育園には怖いものが二つある。一つは、おしいれで もう一つはねずみばあさん。さとしとあきらの押入れの冒険が始る。
押入れの中に広がる世界、ワクワクドキドキの冒険、読み聞かせには(母にとっては)ちょっと 長いのですが、息子達は夢中です。冒険の先が気になってしかたありません。 子供の時、何でそんなものが怖かったのか、というものたくさんありましたね。 押入れの壁のしみや、ベニヤ板の模様が気味悪く感じた経験思い出しました。 ★★★


さっちゃんのまほうのて 先天性四肢障害児父母の会
のべあきこ しざわさよこ 共同制作 偕成社
右手に5本の指がないさっちゃん。ままごと遊びをする時に、だれがお母さんになるかで、喧嘩になる。 友達に「手のないお母さんなんて変だ」と言われ、みんなと違うことに気づく。 そしてさっちゃんは、大きくなっても、指がはえてこない、という真実を知る。
「でもね、これがさちこの大事な手、お母さんの大好きな、さちこの可愛い手」 「手をつないでいると、不思議な力がお父さんの体いっぱいになるんだ、さちこの手は魔法の手」 障害に対して真っ直ぐに向き合うご両親の愛がたっぷり溢れた言葉ですね。読んでて、あちこちで涙ぐんでしまいました。 この本を読んで「障害を持つ」とはどういうことか、息子達と話すきっかけになりました。
★★★



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