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馬場のぼる
Noboru Baba


1927年〜2001年(73歳)青森県三戸町生まれ。 1949年漫画家としてデビュー。1970年から日本経済新聞に4コマ漫画「バクさん」を14年間連載。 絵本は、温かくほのぼのとした絵、独特のフレーズで展開するユーモアあふれる楽しい話。 名作11ぴきのねこシリーズはミリオンセラーとなり、5ケ国語に訳され 今なお、世界中の人々から愛されている。
「11ぴきのねこ」で第15回サンケイ児童出版文化賞受賞。
「11ぴきのねことあほうどり」で文芸春秋漫画賞受賞。
「11ぴきのねこマラソン大会」でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。
1993年、日本漫画家協会賞文部大臣賞など受賞。
1995年、紫綬褒章受章。
名作、11匹のねこシリーズはどれもこれも最高です。 愉快痛快、何回読んでも大笑いしますね。






11ぴきのねこシリーズ

おちゃめなおちゃめな、11匹のネコたち愉快痛快!!

オススメ度 ★〜★★★
11ぴきのねこ  こぐま社
「とらねこたいしょう」を頭に11匹ののら猫達はいつも お腹がぺこぺこ。 たった一匹の小さな魚を細かく11等分して 食べたが満腹にならない。 ある日、「ずっとむこうに、怪物みたいな大きな魚がすんでいる」と聞き、出かけていった。
11ぴきのねこたちは、少し間抜けのようでてちゃっかりしていて、可愛いらしくて、憎めません。 せっかく大事にとっておいたのに、食べちゃ駄目じゃない!大きな魚が可哀想なのに、満足げなねこ達を見ていると、 ほのぼのとして、笑いました。
★★★11ぴきシリーズ 私の中の2位


11ぴきのねこと へんなねこ  こぐま社
水玉模様の、へんなねこ。空とぶ船に乗ってやってきた、宇宙猫らしい。11ぴきの猫が、宇宙船の修理を手伝うと、 へんなねこはお礼に魚を大量に捕まえてくれた。宇宙旅行をしてみたい11ぴきのねこ達は、へんなねこが留守のうちに、宇宙船に乗り込んで隠れる。 
がやがやニャゴニャゴ。わいわいニャゴニャゴ。ぺたぺたニャゴニャゴ。11匹の楽しい様子が伝わってくるね。 へんなねこの、ガイジンっぽいしゃべり方もおもしろいね。バイタリティー溢れる11匹のねこを、手玉にとるねこって凄いですね。
★★★11ぴきシリーズ 私の中の一位


11ぴきのねことぶた  こぐま社
旅に出た11ぴきのねこが、ぶた(?)の家に勝手にあがり込み掃除をして自分達の住み家にした。そこへ、「ここはおじさんの家」というぶたが現れたが  ねこ達は譲らない。ぶたは、仕方なく自分の家を作り始め、ねこたちも手伝う。
「ああ、ダメじゃない!横取りしちゃ!ほうらね」という結末だけど、憎めないちゃっかりねこたち大好きです。
★★★


11ぴきのねことあほうどり  こぐま社
11匹のねこのコロッケ屋さんに、一羽のあほうどりがやって来た。コロッケに飽きて、鳥の丸焼きが食べたい11匹は舌なめずり。 あほうどりは国に兄弟が11匹いるという。「しょくん、われわれは、アホウドリ君の国へ行ってコロッケをつくってあげようじゃないか」
ミイラとりがミイラになっちゃった。
★★★


11ぴきのねこ ふくろのなか  こぐま社
やってはいけないことを、全て、やってしまった11ぴき。まんまと、「ウヒアハ」という怪物に捕まる。なんとか逃げる方法を考える。
最後の最後に禁止の看板をきちんと守った11ぴきでした。
★★★


11ぴきのねこ どろんこ  こぐま社
どろんこ遊びをしていた子供の恐竜(ジャブ)が 崖の下に落ちて困っていた。11ぴきのねこ達が助け 仲良くなりジャブはねこ達を背中に乗せてやはりどろんこ遊び。ある日、ねこ達がジャブにイタズラをしたら、 ぱったり姿をみせなくなった。一年がたって、大人になったジャブが 自分の子供を連れて、姿を表す。でもまた11ぴきを、 大きな背中に乗せてどろんこへ。
ジャブは大きくなって大人になったけれど、どろんこ遊びが大好きなのは  かわらない所がかわいらしいですね。
11ぴきのねこシリーズ最後の作品

★★★










ごりらのごんちゃん  PHP研究所
お猿さんの輪投げを見たごんちゃん、車のタイヤが捨ててあるのを見て タイヤの輪投げを思いつく。そして、通りかかったダチョウの首にタイヤを輪投げする。
悪戯を始めたゴンちゃん、でも最後には皆に仕返しされちゃう。
★★


ごんちゃんとぞうさん    PHP 1986
大きな鍋をみつけたゴリラのごんちゃんは、太鼓にしたり、玉乗りしてみたり、 皆を驚かしたりする。 そしてぞうさんと、ブランコを作って遊び始める。
★★


がまくん かろくん  こぐま社
かなづちの泳げない蛙、がまくんのために、かろくんが猛特訓してあげるお話。
次男の大のお気に入りになりました。
★★


ぶどう畑のアオさん  こぐま社 
アオさんが、夢で見たブドウ畑は本当にあった。次の日、みんなで行くと、意地悪オオカミが独り占めをしていた。
「オオカミくんもいっしょに食べればいいのに、、」お人よしな優しいアオさん。
馬場のぼるさん、最後の絵本です。

★★★


アリババと40人の盗賊 こぐま社 1988
誰もが知っている アラビアンナイトのお話。
挿絵を見るなり息子達は「11匹のねこの人の絵だ!」
馬場のぼるさんの 味のある アリババと40人の盗賊でした。

★★


ももたろう   こぐま社 1999
桃から生まれた桃太郎、毎日寝転がってばかりいるが、とんでもない力持ちだった。ある日、殿様から鬼退治を命じられ鬼ケ島にでかける。
怠け者で力持ちというのが馬場さん流桃太郎ですね。
★★







馬場のぼるさんの絵



かえるがみえる まつおか きょうこ



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