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[2003年11月]
No.12


オススメ度 ★〜★★★
ニコラス・グリーブのゆうれい The ghost of Nicholas Greebe by Tony Johnston
作・トニー・ジョンストン 絵・S.D.シンドラー 訳・きたむら さとし BL出版
ニコラス・グリーブが死に墓に埋めた。そして一年後、 子犬がニコラス・グリーブの骨をくわえ、馬車に乗り、骨はさすらいの旅に出る。 100年後に骨が戻るまでニコラス・グリーブは幽霊となって現れる。
  イツマデモ サガスノダ ホネガソロッテ トモニヤスラグ トキガクルマデ・・
幽霊の骨は戻るのか、戻るとどうなるのか、結末の気になるお話でした。。
★★


ちいちゃんのかげおくり 作・あまん きみこ 絵・上野 紀子 あかね書房
お父さんの出征が決まり、よく晴れた日に、家族が手を繋ぎ、 「かげおくり」をする。地面の影ぼうしを じっと見つめ、それから空を見ると、そっくり残像が  映るという「かげおくり」。それは 大きな記念写真だった。 戦争の空襲で家族とはぐれ、 やがて一人ぼっちになり、死んでいった子供のお話。
もう、涙・涙・涙。
★★★


ぽんぽん山の月 文・あまん きみこ 絵・渡辺 洋二  文研出版
ぽんぽん山の子ウサギたちは、母ウサギの帰りをお腹を空かして待っていた。 親ウサギが猟師に撃たれたのを知っていたやまんばは、団子の包みをそっと置いて行った。 それを秋風の子は見ていた。 そんな、みんなの様子を、全部、お月様が見ていた。 「気を付けてお帰り、いい夢ごらん」
このお話も大好きです。  優しさのリレーがお月様に届いて、最後にあったかい気持ちになりました。
★★


なんでも見える鏡 再話・フィツォフスキ 訳・内田 莉莎子  絵・スズキ コージ 福音館
Wszystkowidzace Lusterko
世界中のものを 映し出す魔法の鏡を持つ王女。 その王女から 隠れきれたら、夫になれるという。ジプシーは3回目の挑戦で 王女の心に入いることができた。
★ ジプシーの昔話


10ぴきのおばけとおとこのこ 作・にしかわ おさむ  ひかりのくに
おじいさんと10匹のおばけが住んでいた。ある日、 親戚の男の子が遊びに来るが、黙ったまま帽子を脱がない。翌日、仲良くなるために、キャンプへでかける。


くまさんのおなか 作・長 新太 学研
くまさんのお腹がふかふかして気持ち良さそうだから、 色々な物が「入ります」って入ってしまう。 魚や、カエル、大きい動物が入いって、 くまさんのお腹は大きくなる。そこへ、太陽やはりねずみがやって来たから大変!
★★


まねっこねこちゃん 作・長 新太 文渓堂
まねっこねこちゃんが、植物や動物や色々な物に変身する。 ちょっと一休みしながら、変身する。
★★


つきよのかいじゅう 作・長 新太 佼成出版社
山奥の湖に、10年も怪獣が現れるのを待っている男がいた。ある月夜、怪獣が出て来たが、それは、 湖に住む大男のシンクロナイズドスイミングだった。
少しずつ、現れる怪獣が、どんなのか想像していたら、大男の足だったなんてまたまた大笑い。
★★★


バーバパパペンギンのくにへ 6 Barbapapa and the Penguins
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー  訳・やました はるお 講談社
バーバ達は、ペンギンの巣のある、アルゼンチンのパタゴニヤへ。


よくばりすぎたねこ 作・さとう わきこ PHP
ひよこをみつけた猫が 捕まえて丸焼きにしようと考えた。猫は、もっと大きくしてから 食べようと考えた。 更に、卵を産むまで待とうと考えた。
猫の欲張りはどこまで続くのでしょう? 最後のオチに期待をよせながら楽しく読みました。
★★★


また よくばりすぎたねこ 作・さとう わきこ PHP
帽子を巣箱に間違えた鳥が 卵を産んでいくのを見て、欲張りが始まった。
とことん欲張る猫がまた欲張ります。
★★


ねむいねむいねずみとなきむしぼうや 作・佐々木 マキ PHP
ねずみが昼寝をしていたら、ハゲタカにさらわれ、雛鳥のエサにされそうになった。この雛達はちっとも泣き止まない。


まじょのケーキ 作・たむら しげる あかね書房
魔女のポルカちゃんが、はてなの森へ 木の実を取りに行った。 赤いきのこと踊り、狼になった枯れ木に 案内されて、 星の実を取って帰る。 素敵なケーキができあがり、誕生日パーティが始まる。
★★


ネズミのヒコーキ 作・たむら しげる あかね書房
ネジで動くおもちゃの飛行機に乗ったネズミ。  飛行機は、空へ、海の上へ、海の中へ、そして、月へ


もぐらとおおきなきりかぶ 文・いわき たかし 絵・しまだ みつお 童話屋
森の はずれにある大きな切り株。 もぐらの もっくも大好きだが、くまの のんたも好きな切り株。  二人が、とりあいの喧嘩をしていると、のねずみのちょろ達に取られてしまう。 そこで、休戦し、譲り合うのだが・・・。
★★★


もぐらのおとしあな 文・いわき たかし 絵・しまだ みつお 童話屋
もぐらのもっくは、食べること、寝ること、穴を掘ること、いたずらをすることが大好き。 今日はイタズラ日和だと 、落とし穴を掘る。 最初は小さい穴にカタツムリが、ちょっと大きくしたらカエルが、もっと大きくしたらウサギが落ちていた。 穴をどんどん大きくしたら、くまさんが落ちた。 そして、さらに、大きい穴を掘る。
一体何が落ちるんだろう、と思うのは森の仲間だけじゃない、私もドキドキしながら ページをめくりました。
★★★


もぐらのおくりもの 文・いわき たかし 絵・しまだ みつお 童話屋
悪いことばかりしている皆は、クリスマスに サンタがこないだろうと、がっかりしている。 そこでもぐらのもっくが、ンタのかわりになって、プレゼントを配ろうと思いつく。
みんなからの、お返しのプレゼントに子供たちがニヤリです。
★★★


くいしんぼうのもぐら 文・いわき たかし  絵・しまだ みつお 童話屋
焼き芋の いい匂いをかいだ、もっくとちょろは、芋畑へ一目散。 「まっ黄色でぽくぽくのがいいね」 「腹がぷんぷくりんになるほど でっかいのを掘ろう」
★★★


ぼくはもっくだぜ 文・いわき たかし  絵・しまだ みつお 童話屋
「たまごから災難がうまれる」と「パクのおれいはひげふりだんす」の2話。


いやだいやだのスピンキー 作・ウィリアム・スタイグ  訳・おがわ えつこ セーラ出版
Spinky sulks by William Steig 1988
「本当の僕をわかってくれる人なんて、誰一人いない」とスネてしまったスピンキー。 姉さんや兄さん両親がなだめてもスネたまま。 友人やおばあさんピエロがご機嫌をとってもスネたまま。 皆は一生懸命やったが、機嫌は直らなかった。一方、スピンキーはとっくに、機嫌は直っていたのだが、 どうやって仲直りするのか、わからないでいたし謝るのも嫌だった。
スネすぎて仲直りするタイミングを逃すことってありますよね。
★★★


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