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たむら しげる
Shigeru Tamura


1949年東京生まれ。イラストレーター、絵本・映像作家

「メタフィジカルナイツ」で小学館絵画賞
「銀河の魚」でモントルー国際エレクトロニック・シネマフェスティバル特別賞
         毎日映画コンクール大藤信郎賞。
「クジラの跳躍」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞
「ファンタスマゴリア」でアワード・グランプリ郵政大臣賞
            マルチメディアグランプリ・エンターテインメント作品賞などを受賞。

透明感のある色が綺麗で幻想的な感じも大好きです。もっと絵本の作品も映画やアニメの作品も見たくなりました。


オススメ度 ★〜★★★
クジラの跳躍  Glassy Ocean メディア・ファクトリー
海はガラスで できていた。緑色の 海の上を歩く老人とネコは、クジラの跳躍の 前兆をみつける。海から顔をだした クジラは 止まったように ゆっくりと、少しずつ姿を あらわしていく。 クジラの跳躍は とても美しく、ほんの一瞬だった。 「ああ、この光景、どこかで見覚えがある」
おじいさんに なった自分自身を、船上にいる子供の頃の 自分が見ている。
時間の流れと デジャヴ、思い出の美しさ、癒されます。船上の子供は モノクロであるのに対し 、海の緑が きれいです。
★★★


すなのおしろ  偕成社
海岸で砂のお城を作り始めた少年。 すると、砂の中から「砂男」が現れる。 そしていつのまにか、砂男の仲間と砂の世界にいた。  砂の王様がサーカスを見せてくれた。少年も参加して楽しんでいたら、雨がふりだした。 「ああ、ざんねん、もうおわかれだ」
一面、砂色のページの中で、砂の王様がくれた虹色の貝殻が一段と引立っていた。
★★★


サンタとふしぎなながれ星  メディアファクトリー
流れ星が、サンタのおもちゃ工場に降って大変だと聞き、ルネくんはサンタさんを助けに行った。 プレゼントのおもちゃが壊れてしまったので、かわりのおもちゃを作り、巨人雪だるまに乗り込んでプレゼントを配りに出発する
ルネ君の外套の紫色、サンタさんの所へ行くD51型の汽車の紫色がとても鮮やかで印象的でした。 汽車が走る絵がファンタジックで素敵です。
★★


まじょのケーキ  あかね書房
魔女のポルカちゃんが、はてなの森へ 木の実を取りに行った。 赤いきのこと踊り、狼になった枯れ木に 案内されて、 星の実を取って帰る。 素敵なケーキができあがり、誕生日パーティが始まる。
★★


ネズミのヒコーキ  あかね書房
ネジで動くおもちゃの飛行機に乗ったネズミ。 飛行機は、空へ、海の上へ、海の中へ、そして、月へ


サンタのおもちゃ工場    メディアファクトリー 
サンタさんから届いた手紙には「もうすぐクリスマスです。雪だるまを作るのを 手伝ってください」と書いてある。さっそく北極に行ったルネくんは、雪だるまを作る。 サンタさんが呪文を唱えると、雪だるまたちは動き出し、おもちゃ工場を作り、おもちゃを作りはじめる。


ありとすいか  ポプラ社 2002
ありが大きなすいかをみつけ、巣に運ぼうと仲間を呼んだ。びくとも動かないので切り出して運びだす。
巣に入りきらないほどの大きなスイカを、小さなアリが連携プレーで 頑張ります。「あとは食べちゃおう」「アリのウォーターシュートだ!」と皮で遊ぶ様子が楽しいお話です。たむらしげるさんの処女作。
★★



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