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[2003年12月]
No.15


オススメ度 ★〜★★★
はじめてのおつかい 作・筒井 頼子  絵・林 明子  福音館
ママからおつかいを 頼まれたみいちゃんは、 1人で牛乳を 買いに行く。初めてのおつかいするので、はっとしたり、 どきどきしたり、ハラハラしたり、、、
みいちゃんの、緊張感や不安、泣きたくなる感じが、ひしひしと伝わります。  最後には、信頼されやり遂げた喜びと達成感でいっぱいの笑顔です。有名な絵本です。
★★★


あさえとちいさいいもうと 作・筒井 頼子  絵・林 明子  福音館
お母さんは、あさえの妹が寝ている合間に出かけるが、妹が起きて来てしまった。 あさえは、妹を喜ばそうと 地面に絵を描いていたが、ふと気づくと姿がない。 あさえは慌てて、探し回る。
子供の目線の高さで描かれている足元だけの大人や、高い塀は、威圧感があります。 あやちゃんを見つけた時に、緊張が解け ほっとした表情にかわるところが大好きです。 妹を抱きしめているあさえにほのぼのとして、「良かったね」と話しかけたくなります。
★★★


いもうとのにゅういん 作・筒井 頼子  絵・林 明子  福音館
妹が盲腸の手術で、入院することになった。 妹のことも心配だし、お母さんにも会いたい。  妹には触らせていない大切な人形を持って、翌日、お父さんとお見舞いに行く。
喧嘩ばかりしていても、居なくなると寂しいのが兄弟(姉妹)。  緊急事態を察して、必死に頑張るお姉ちゃん、えらいえらい! たった一晩で、大きく成長しました。
★★★


としょかんのねこ
作・みやかわ けんじ 絵・たばた ごろう 文・おの みちよ 新世研
日本のお城が見える古い図書館にいた猫は、冒険をしてみたいと思っていた。   ある日、引越しのトラックがきたので、そっと忍び込んで都会へ旅立った。


ゆきがくる 作・あさい たかし 福武書店 
冬がくる前の、北の町の昔の話。
いよいよ冬がやってくる、いよいよ雪がやってくる、少しずつ少しずつやってくる、 北海道に産まれ 26年間過ごした故郷を 思い出します。作者も北海道出身。


ふゆのおばけ 作・せな けいこ 金の星社
お化けといえば、夏に出てくるもの。それでは、冬のお化けは? 雪女が雪を降らせると、お化け達はみんな雪合戦を始める。


おとうさんはウルトラマン  お父さんの休日 DADDY'S HOLIDAY 作・みやにし たつや 学研
休日の色々なお父さんを、紹介する。 セミ採りや、ザリガニを捕まえたり、星を見に行ったりする。


まわるまわる 作・みやにし たつや すずき出版
まわる まわる ぶるぶる まわる。 まわる まわる からから まわる。
子供って、こういう繰り返し絵本は大好きですね。


ひまわにとこらら 作・あきやま ただし PHP
いつもにこにこ笑うひまわに。 いつも「こらーっ」と怒るコアラ。  悲しい顔をした かなしか(鹿)。様々なものを見て、笑ったり、泣いたり、悲しんだり。
★★★


あかちゃんひまわに 作・あきやま ただし PHP
あかちゃんひまわにが、卵から孵えった。でも、ひまわにの  花びらが蕾のように固く閉じたままだった。 お父さんひまわには、花が開くようにと、 素敵なものを見せて歩くのだが、なかなか花は開かない。
ひまわにが、初めて見た外の世界。そこにあった大きな大きなお父さん ひまわにの顔が平和であたたかくて、でーんと大きくて、実に笑えた。
★★★


まめうしのおかあさん 作・あきやま ただし PHP
まめつぶくらいの、小さな子牛の「まめうし」は、お母さんと毎日楽しく遊んでいる。
★★


たなばたものがたり 作・舟崎 克彦  絵・二俣 英五郎 教育画劇
織姫と牛飼いの七夕のお話


もぐらのムックリ 作・舟崎 克彦  絵・黒井 健  ひさかたチャイルド
「春がきたらおこしてね」と皆から頼まれていた、ムックリは、仲間を起こして回る。 「かえる起きなよ」 「とかげ春だよ」「カメ起きて」「へび起きなよ」ところが、へびは「春の足音がしない」と言って起きようとしない。
春の足音が冬眠から目覚めた熊だったなんて・・・。 絵本で、 「かえるさん起きなよ」じゃなくて「かえる起きなよ」という、呼び捨ては珍しいかもしれません。
★★


まほうのマフラー 作・あまん きみこ 絵・マイケル・グレイニエツ ポプラ社
弱虫なとむくんが、父さんの緑のマフラーをした。元気が沸く、速く走れる、友達もできる魔法のマフラーだった。 勇気や力を与えてくれた マフラーが、春の木の葉になり、やがて、マフラーなくても、生きていけるようになった。
最後ページのの青空は、空の上にいる暖かい父親の存在感と、親を亡くした子供が、寂しさから立ち直り、前に向かって ずんずん突き進むエネルギーを象徴しているように感じました。
★★


あおくんときいろちゃん 作・レオ・レオニ 訳・藤田 圭雄 至光社
Little Blue and Little Yellow by Leo Lionni,1967
あおくんときいろちゃんは、大の仲良し。 一緒に遊んでいるうちに、 嬉しくて色が交わり「緑色」になってしまう。おうちに帰ると、パパとママに「うちの子じゃない」と言われ  悲しくて泣いてしまう。
孫のために作ったという、有名な代表作です。
★★★


ぼくのだ!わたしのよ! 作・レオ・レオニ 訳・谷川 俊太郎 好学社
3びきの けんかずきの かえるのはなし It's mine by Leo Lionni,1985
いつも、「ぼくのだ」「わたしのよ」と物を取り合い、喧嘩ばかりしている3匹の蛙がいた。 突然の嵐がきて、池があふれ島が呑み込まれた。 3匹は、ひとつだけ残った岩に集まって、怖さに震え共に嵐の時間を過ごす。
嵐を乗り越えた3匹は、「水や地面や空気は みんなのもの」 という幸せな気持ちになり、共有できる喜びを知ります。


ひとあし ひとあし 作・レオ・レオニ 訳・谷川 俊太郎 好学社 
なんでもはかれる しゃくとりむしのはなし Inch by Inch by Leo Lionni,1960
鳥に食べられそうになった「しゃくとりむし」は、鳥の尻尾の長さを「1歩、2歩、、、」と測りながら逃げる。 上手く逃げたしゃくとりむしだったが、ナイチンゲール(鳥)が歌う「歌の長さ」を測らないと食べられてしまう。
indh by inch が 「ひとあし、ひとあし」という題名になっているのが絶妙ですね。最後にナイチンゲールから 、逃げるシーンが気に入っています。「はかりにはかった、ひとあしひとあし」地道に冷静にマイペースに 逃げ切るしゃくとりむしに拍手喝采です。谷川俊太郎氏の翻訳があまりにも、素敵なので、原文と読み比べてみたくなりました。
★★★


おんがくねずみ ジェラルディン 作・レオ・レオニ 訳・谷川 俊太郎 好学社
はじめておんがくをきいた ねずみのはなし Geraldine, the Music-Mouse by Leo Lionni,1980
音楽を聞いたことがないジェラルディンが、大きなチーズをみつけた。 その中には自分の尻尾をフルートに見立てて、吹くねずみの彫像があった。 夜毎、そこから流れる音を聞いているうち、音楽を自分のものにしたくなった。


がまくん かろくん 作・馬場 のぼる こぐま社
かなづちの泳げない蛙、がまくんのために、かろくんが猛特訓してあげるお話。
次男の大のお気に入りになりました。
★★


うちのパパってかっこいい 作・アンソニー・ブラウン 訳・久山 太市
My Dad by Anthony Browne, 2000
パジャマにガウン姿のパパは、強くて、楽しくて、賢い。


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