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舟崎 克彦
Yoahihiko Funazaki


1945年東京うまれ。学習院大学経済学部卒。 作家、画家。

「雨の動物園」でサンケイ児童出版文化賞、国際アンデルセン賞優良作品賞受賞。
「ぽっぺん先生」で赤い鳥文学賞、路傍の石文学賞受賞。
「かぜひきたまご」で 第33回サンケイ児童出版文化賞推薦図書受賞作。
「あのこがみえる」でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞 「はかまだれ」で絵本にっぽん賞受賞。

たくさんの素晴らしい児童書があります。


オススメ度 ★〜★★★
かいじんハテナ  絵 スズキ コージ 小学館
お手洗いのドアをあけたら、かいじんハテナが現れた。なぞなぞに答えないと、おしっこをさせてくれない。 いくじなしで、大人には威張れない自分勝手な神様らしい。しかし、なぞなぞは難しくて おしっこをもらしてしまい、ママに叱られてしまう。
★★★


かぜひきたまご  絵・杉浦範茂 講談社
ぼくが拾った不思議なたまご、身代わりになってくれる。ぼくの代わりに 風邪をひき、ママの代わりに怒り、 ぼくの代わりに じんましんになり、ぼくの代わりに 咳をしてくれて、、、。 そんなたまごが、むくむく大きくなって、「そろそろ おとなに なりそうです」という。
一体、卵から、何が産まれてくるのだろう??という疑問は、ほのぼのとした 笑いにかわります。
★★★


はかまだれ  絵・村上 豊 ひくま出版
昔、「はかまだれ」という大泥棒がいた。 よる年なみに、見るかげもなく 落ちぶれて、追っ手に 捕まりそうになる。 心を入れ替えるから、と仏を拝むと、大岩が転がってきて下敷きになる
数え切れぬ 深い罪を犯し、涙ひとつ こぼさぬ男が、母親のために罪滅ぼしをする 不思議な物語でした。 文章のいいまわしが難しく、言葉の意味を解説しながら読みました。
★★★


かいけつウンコの助  学研
お江戸の町は、まっ暗闇夜。今日も、哀れな者達が、悪い奴らにからまれている。  どこからともなく 正義の味方があらわれて、悪党どもをけちらした。お礼を言おうと あたりを見ても、 そこにウンコが落ちているだけ。 ウンコのまんまの侍、”かいけつウンコの助”
楽しくて元気がでるお話です。どうして、男の子はウンコの話が大好きなんでしょう?
★★★


たなばたものがたり  絵・二俣英五郎   教育画劇
織姫と牛飼いの七夕のお話


もぐらのムックリ  絵・黒井 健  ひさかたチャイルド
「春がきたらおこしてね」と皆から頼まれていた、ムックリは、仲間を起こして回る。 「かえる起きなよ」 「とかげ春だよ」「カメ起きて」「へび起きなよ」ところが、へびは「春の足音がしない」と言って起きようとしない。
春の足音が冬眠から目覚めた熊だったなんて・・・。 絵本で、 「かえるさん起きなよ」じゃなくて「かえる起きなよ」という、呼び捨ては珍しいかもしれません。
★★


夜猫ホテル 絵・落田 洋子 パロル舎
3匹の個性的な猫が、昔ホテルだった空家に住んでいた。そこへ、新しくやってきた デジャブという名前の猫が、自分の身の上を話し出す。
猫も、デジャブの飼い主の物語の中に居るという幻想的なお話。私は好きです。
★★大人向け絵本



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