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[2003年4月]
No.02


オススメ度 ★〜★★★
バムとケロのにちようび 作・島田 ゆか 文渓堂
雨の日曜日、サッカーも砂遊びもできないので、きれいな部屋でおやつを食べながら 本を読もうと考えるバム。部屋をきれいにしたところへ、泥んこのケロちゃんが帰ってくる。
私のお気に入りの絵。出来上がったドーナツにケロちゃん顔型のドーナツ。 よく見ると、ねずみや虫が うじゃうじゃいる所。尻尾にひっかけたドーナツに噛り付いてきた ねずみが籠から脱走した先。 裏表紙。
★★★


バムとケロのそらのたび 作・島田 ゆか 文渓堂
おじいちゃんの誕生日に行くため、飛行機を作り旅に出る。
私のお気に入りの絵。玉葱山脈やりんご山、かぼちゃ火山などの楽しい絵。 飛行機を作っているときにいるモグラ、最後のページにもいる。 海にいたペンギン。
★★★


バムとケロのさむいあさ 作・島田 ゆか 文渓堂
寒い朝、スケートや 釣りの道具を 持って池に行ったバムとケロは、星を見ていて 池といっしょに凍りついた あひるのかいちゃん を発見する。さっそく 助け出す。
私のお気に入りの絵。見開きでのミイラごっこ。かいちゃんと再会した時のバムとケロの表情。 表表紙と裏表紙。 友達が来て、ケロちゃんの嬉しい様子が大好きです。
★★★


バムとケロのおかいもの 作・島田 ゆか 文渓堂
月に一度の買い物の日、ケロちゃんは早起きをし、朝食を作りあひるのかいちゃんと一緒にでかける。市場(?)には 布地屋、八百屋、 骨董屋、「ゆかいなとびら」というお店もある。たくさん買って帰った次の日の朝、ケロちゃんは また早起きをする。
私のお気に入りの絵。市場にいるお客さん(ガラゴシリーズにでてくる)。モグラ君、一輪車の小さい犬のお買い物の様子。「ゆかいなとびら」の部屋。 ゆかいなとびらのお店は 1日中いても楽しそうなお店です。
★★★


かいじんハテナ 文・舟崎克彦  絵・スズキ コージ 小学館
お手洗いのドアをあけたら、かいじんハテナが現れた。なぞなぞに答えないと、おしっこをさせてくれない。 いくじなしで、大人には威張れない自分勝手な神様らしい。しかし、なぞなぞは難しくて おしっこをもらしてしまい、ママに叱られてしまう。
★★★


ふしぎなエレベーター
文・パウル マール  絵 ニコラウス・ハイデルバッハ 訳・関口 裕昭 ほるぷ出版
マンションに住むローザが、一人で留守番をしていた晩だった。いつものエレベーターは見たことのない部屋になり、 ソファには男が座っていた。ローザは男と他の階へ 旅に出る。男が呪文をとなえると、いつもの階は、別世界になっていた。
★★★


そらまめくんとめだかのこ 作・なかや みわ 福音館
雨上がりに大きなみずたまりが できたので、皆は「さや」を浮かべて遊ぶ。そらまめくんだけは、 大事なベッド(さや)をぬらすのが嫌でボート遊びをしない。 水たまりの中には、川から流されてきた迷子のめだかがいた。 そらまめくんは、すすんでベッドを水槽がわりに、と申し出る。
優しくて思いやりのあるそらまめくんでほっとしました。
★★★


おしゃべりなたまごやき 文・寺村 輝夫  絵・ 長新太  福音館
王様が、鶏小屋の鍵を開けてしまい、鶏が逃げ出し大騒ぎになる。 犯人探しが始まるが、王様は自分だとは言い出せず、持っていた鍵を窓から捨てる。 それを見ていた雌鳥が産んだ卵で、夕飯は目玉焼き。
嘘はいけないね。ごめんなさいを言わないとね。 それにしても、目玉焼きがおしゃべりをするなんて、愉快ですね。
★★★


ほんとだってば! 作・マーサ・メイヤー  訳・今江 祥智 偕成社 
There's an Alligator Under My Bed
「ぼくのベットの下にはワニがいる。 だから、寝るときはそりゃ気をつけたもんさ。でもね、パパと ママをよんだりしたら、すぐかくれちゃう。」安心して寝るために、 勇気をだして、ワニをおびきだすことにした。
子供にしか見えないもの、ってあるような気がします。 車にワニが乗っていたとしても、パパママには見えないかもしれません。
★★


恐竜トリケラトプスと大空の敵 作・黒川 みつひろ 小峰書店
タマゴ泥棒の濡れ衣をきせられ、プテラノドンに襲われる。  ビッグホーン率いるトリケラトプスの群れを救うべく、息子リトルホーンとその妹ミニホーンが大活躍
絵本の後ろページに、登場した恐竜や昔の大きい動物の解説がのっています。


恐竜トリケラトプスと巨大ワニ 作・黒川 みつひろ 小峰書店
ビッグホーンとリトルホーン達は 恐ろしい巨大ワニ、ディノスクスのいる川を渡らねばならなかった。
絵本の後ろページに、登場した恐竜や昔の大きい動物の解説がのっています。


はしれ!マンモス・ゴン 作・黒川 みつひろ 童心社
東に旅をつづけるマンモス達は、 恐ろしいホラアナライオンに襲われる。ゴンは助けを求め、 お父さんマンモスのもとへ走る。


クリスマスのおきゃくさま Christmas in Exeter Street
文・ダイアナ・ヘンドリー 絵 ジョン・ロレンス 訳・ふじい みきこ 徳間書店
クリスマスイブの日、べンとジェインの家におじいちゃん、おばあちゃんがやって来た。 一番いい部屋に寝てもらうことにした。もう片方のおじいちゃん、おばあちゃんも来たので ニ番目にいい部屋に案内した。次の日、友達のアメリアとアニーとエイモス兄弟がきた。 屋根裏部屋に案内した。そして次から次へと 思いがけない客が来て、家の中は満員。 床の上、暖炉の上、出窓、お風呂や流しの中までベッドにし、痩せた客は食器棚へ案内する始末。
大勢で過ごすクリスマスの楽しさが伝わって来ます。 しかし、一体何人来るのやら・・・これでもか、これでもか、の来客に大笑いしながら読みました。 とても楽しいお話で大好きです。
★★★


てぶくろ 再話・内田 莉莎子 絵・エフゲーニ ラチョフ 福音館
おじいさんが落としたてぶくろに、ねずみ、かえる、 うさぎ、きつね、おおかみ、いのしし、くま 通りかかった動物たちが誰かが落とした手袋に、入っていく。
ウクライナ民話
★★★


ママおやすみ 作・エルヴィン・モーザ 訳・高橋 洋子 小学館
「すてきな夢をみるためのBedtime Stories」という副題。 見開きで1話が描かれており、全部で36話。 夢、愛、冒険の小さなお話がたくさん。 かわいい動物達が暮らすファンタジックな世界
寝る前にお薦めです。いい夢見れそうですよ。
★★★


パパおやすみ 作・エルヴィン・モーザ 訳・斉藤 洋 小学館
「父と子のためのBedside Stories」という副題で全38話。
こちらは勿論、パパに育児参加してもらいましょう!
★★★


かいじゅうたちのいるところ 作・モーリス・センダック  神宮 輝夫 富山房
Where the Wild Things Are
いたずらをしたマックスは、お母さんに怒られ夕飯抜きで寝室にほうりこまれる。部屋はいつの間にか木がはえ、 森になる。マックスはボートに乗り「かいじゅうたちのいるところ」へ行く。そこでかいじゅうの王様になり大騒ぎした。 かいじゅう達が寝て寂しくなった所へ、美味しそうなにおいがしてくる。
やはり、お腹が空いたらおうちへ帰るでしょう。笑。母の作る美味しいご飯が待ってます。 この本ですっかりモーリス・センダックファンになってしまいました。
★★★


まどのそとのそのまたむこう 作・モーリス・センダック 訳・わき あきこ 福音館
Outside Over There
幼姉アイダは赤ちゃん(妹)の子守りをしていた。魔法のホルンを吹いている隙にゴブリンが来て、 氷の人形を代わりに置いて赤ちゃんを盗んで行った。アイダは赤ちゃんを取り返そうと窓から飛び出す。
父親不在で父親の代わりに母と赤ちゃんを守り成長していきます。作者自身が母親の胎内にいた時の記憶をたどって書いたとか、 グリム童話「ゴブリンたち」が土台だとか・・・。ちょっと怖い不思議なお話です。
★★★


ラン パン パン
再話・マギーダフ 絵・ホセ アルエゴ,アリアンヌ ドウィ 訳・山口 文生 評論社
クロドリの女房が王様の家来につかまり、城へ連れていかれた。 クロドリの亭主は、ねこ、アリの大群、木の枝、川などを 耳の中へいれて城へむかう。
インド民話
★★


スーホの白い馬 再話・大塚 勇三 絵・赤羽 末吉 福音館
モンゴルの草原に、心優しい少年スーホと兄弟のように仲の良い白い馬がいた。ある日、殿様の目にとまり、白い馬は騙し取られてしまう 。白い馬は、スーホに会いたい一心で、たくさんの矢を射られながらも戻ってくる。白い馬は弱って死んでしまう。
愛するものへの深い気持、愛するものを失ったときの悲しみ、泣かずにはいられません。モンゴル民話
★★★


やまとゆきはら 作・関屋 敏隆 福音館
明治時代に白瀬隊長ひきいる日本の探検隊が 南極点を目指したノンフィクション。 船員、隊員27人。 樺太犬(アイヌ犬)29頭が、今の時代からみれば、とてもお粗末な装備で 過酷な冒険にいどむ。 彼らは流氷や、猛吹雪の中を突き進むが、目的は達せず、生きて帰るために、南緯80度5分で 前進を断念した。 彼らは、そこを 大和雪原(やまとゆきはら)と名づけた。
彼らの大きな夢、壮絶な戦い、そして、果たせなかった 悔しさを感じました。 最後に、探検隊と苦労をともにした犬達を南極に置き去りにして、出航を命じた白瀬隊長の無念さにも 涙が出ます。そして、明治時代にこんなすごい事をした先人を思うと感動します。 
★★★


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