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[2003年4月]
No.03


オススメ度 ★〜★★★
100万回生きたねこ 作・佐野洋子 講談社
100万回生まれ変わったことを自慢していたねこは、一回も泣いた事がなかったし、誰よりも自分の ことが好きだった。そんな時、白いねこに出会い、たくさんの子ねこが生まれ、愛する者ができる。 白いねこといっしょに、いつまでも生きたいと思ったが、白いねこは死んでしまう。
自分を好きだと思えること、愛する大切な人がいること、 愛する心を知り 悲しむ心を知る愛の本! 思わず泣きました。愛する人がいるって素晴らしいことですね。
★★★


どろんこハリー Harry the Dirty Dog
文・ジーン・ジオン  絵・マーガレット・ブロイ・グレアム 訳・わたなべ しげお 福音館
ハリーは黒いぶちの白い犬でお風呂が大嫌い。家の外へ抜けだし、あちこちで遊ぶうちに泥だらけ、 白いぶちのある黒い犬になってしまう。家に戻ると、家族はハリーだと気づかない。
そんな悪さをしていたら、ほらやっぱり・・・  元気なハリーにハラハラします。自分が子供の時に読んだ絵本を、息子達に読んで あげられるハリーシリーズ、大好きです。
★★★


うみべのハリー Harry by the Sea
文・ジーン・ジオン  絵・マーガレット・ブロイ・グレアム 訳・わたなべ しげお 福音館
ハリーは家族と海へきた。お日様がかんかん照りだったので、ビーチパラソルの下へ、 入ろうとしたが、パラソルが小さくてハリーは入れてもらえない。海辺を歩くうち、海草が体に巻きついて、お化けみたいになった。
最後に、大きいパラソルを買いかえて、めでたしめでたしですね。
★★


そらまめくんとながいながいまめ 作・なかやみわ 福音館
長くて兄弟がたくさんいる「さんじゃくまめ」のベッド(殻)と、 そらまめくんのベッド、どっちが素晴らしいか、比べっこをすることになった。 丘の上からそり競争。そらまめくんのベッドはするする進んだが、 さんじゃくまめのベッドは滑り台に、はや変わり。次は水たまりに行きベッドを船にして競争する。
最初は、そらまめくんの「ライバル」登場か、、とハラハラしたけど、 仲良くなって、ほっとしました。仲良くなれてよかったね
★★★


ピーマンマンとドクター・ダマカス 文・さくら ともこ 絵 中村 景児 岩崎書店
野菜の仲間は広場で自転車に乗って遊んでいるが、ピーマンマンは乗れない。しょんぼり、とぼとぼ 歩いていたらドクター・ダマカスにだまされ勇気を吸い取られる。勇気をとられて泣き虫になったピーマン マンの泣き声をきいて、仲間が励ます。
「失敗なんか気にしない」 「初めは誰でも出来ないものさ」「ちょっとの擦り傷、元気の証拠」 頑張ろうね。補助輪はずし、、
★★


ピーマンマンとかぜひきキン 文・さくら ともこ 絵 中村 景児 岩崎書店
かぜひきキンにマントを奪われ、風邪をひいたピーマンマン。野菜の仲間もみんなやられた。 「病気なんかに負けないぞ」とピーマンマン。早寝早起き、好き嫌いをしないで何でも食べて力が モリモリモリ。さあ、マントを取り返しに出かけよう!
シリーズものには、目のない息子達。図書館でピーマンマンの絵本を見つけて大騒ぎ。 ピーマンや野菜もモリモリ食べてね。
★★


ぼくは くまのままで いたかったのに・・・・・・・
文・イエルク・シュタイナー 絵イエルク・ミュラー 訳・おおしま かおり ほるぷ出版
The very busy day
くまが冬眠している間に、人間は森の木を切り倒し工場を建ててしまった。 春になり 呆然としているくまに、工場の職長が「とっとと仕事につけ」と言う。 「ぼくは くまだ。」と訴えるが認められない。くまは、作業服を着、ひげをそり、タイム・レコーダーにカードをいれ、仕事をする。
ある日突然、陥った悲劇、そして 受け入れる選択肢しかなく、 不条理に流されていく非力さ、虚しさ、人間社会の身勝手さ、傲慢さ・・・。 タイトルにこめられた悲痛な叫びが聞こえるようです。
★★★


海賊モーガンはぼくの友だち 文・那須 正幹 絵・関屋 敏隆 ポプラ社
夏休みに、洋一は海の近くのおばあちゃんの家に行った。 死んだおじいちゃんは、大きな船の船長だった。 そのおじいちゃんが大切にしていた不思議な笛、 ボースンズ・コールをもらう。 笛をふくと、海賊モーガン船長が迎えに来て不思議な冒険がはじまった。
不思議な世界への冒険のお話は息子達も大好きです。 こんな、不思議な笛欲しいですね。シリーズ1作目 
★★


海賊モーガンの子どもたち 文・那須 正幹 絵・関屋 敏隆 ポプラ社
洋一が、不思議な笛、ボースンズ・コールを吹き冒険は始る。 船長の娘、キャロルの誕生日だが、船長は、キャロルとの約束を忘れ、欲しがっていたナイフではなくドレスをプレゼントする。 すっかり、へそを曲げたキャロルと船長を、洋一はこっそり仲直りさせようとして、自分も母親とケンカしていたことを思い出す。
洋一は冒険の中で「ヨイチ」と別人に変身しています。
★★


海賊モーガンの宝島 文・那須 正幹 絵・関屋 敏隆 ポプラ社
洋一が学校でボースンズ・コールを吹いた。すると、グランドの水たまりに海賊船シーホース号が浮かび上がる。 海賊キッドの宝島へ行き、落とし穴や、崩れ落ちる岩壁の罠を見破り、お宝を手に入れる。 しかし、宝を運び出している時に、別の海賊たちに横取りされる。
学校の衛生検査で ハンカチを忘れ、ピンチを救いにくるのが冒険の始まりです。 日常の生活から、非現実的な冒険と夢の世界へ行けるお話はワクワクで大好きです。シリーズで一番のお気にいり。
★★★


がっこうのきらいなきょうりゅう 作・マイケル・サーモン 訳・戸田 早紀 文渓堂
The dinosaur who wouldn't go to school
我侭で、いつも怒ってばかりのテイラノサウルスのマービン。バスケットがうまくできなくて ボールを持って行ってしまったり、かくれんぼで皆をみつけられないと暴れてしまう。 そんなマービンが、地震で大きな木が倒れてきた時、皆をかばう。
我侭で怒ってばかりの困ったちゃんですが、本当は仲間のことが大好きで、 仲良く一緒に遊びたい、だけど仲良くする方法がわかりません。アクシデントですが、いいきっかけになりました。


かたつむりの のんちゃん 文・高家 博成  絵・仲川 道子 童心社
雨がふると元気になるのんちゃん。あじさいのところで、仲間と遊ぼうと 歩いていると、みずたまりで やすでちゃんが 溺れていた。
かたつむりののんちゃんはコケを食べるんだって!知ってた?
★★


チビねずくんの なが〜いよる
作・ ダイアナ・ヘンドリー  絵・ジェーン・チャップマン 訳・くぼしま りお ポプラ社
The very noisy night
どうしても眠れないチビねずくん、風の音やフクロウの鳴き声、水の音が気になって その度にオオねずくんを起こす。チビねず君が、いっしょに寝たいという がオオねず君はそっけなく断る。しかし、6回目に起こされたオオねずくん、泣いているチビねずくんを自分のベッドに入れてあげる。 チビねず君は、スヤスヤ寝たのに、今度はオオねずくんが眠れなくなった。
眠れない夜にはお薦めのかわいいお話。 読み終わった後にほのぼのします。
★★★


チビねずくんの あつ〜い いちにち
作・ 文・ダイアナ・ヘンドリー  絵・ジェーン・チャップマン 訳・くぼしま りお ポプラ社
The very busy day
オオねずくんは、庭の手入れに忙しい。何度も何度も「手伝って」とチビねずくんに言うが、「ぼく、忙しいの」と 手伝ってはくれない。何をそんなに、忙しかったかというと・・・
チビねずくんの 優しさが嬉しいですね。続編、これもほのぼのとして大好きです。
★★


ちびぞう ビンチッヒ 作・エルヴィン・モーザー 訳・わかばやし ひとみ ほるぷ出版
Winzig, der Elefant
生まれて二日目に 両親と離れ離れになったチビ象ビンチッヒ。 悲しい気持で親探しの旅にでる。子供のいないブタの夫婦は、悲しさを忘れるくらい優しくて、 ビンチッヒはブタの夫婦が 本当の両親だと思いこむ。
ビンチッヒは親に会えるかな?
★★


ビンチッヒとおともだち 作・エルヴィン・モーザー 訳・わかばやし ひとみ ほるぷ出版
Winzig geht in die Wuste
生まれて2日目に両親と離れ離れになったチビ象ビンチッヒ。 優しいブタの夫婦に引き取られたが、ビンチッヒには友達がいなかった。 ある日、ワニの子供にからかわれて悲しくなったビンチッヒは、大きな足跡に誘われ、砂漠に迷い込んでしまう。 途中でネズミやライオン、ワシと友達になり、助け合いながら旅を続けた。
優しい夫婦、友達に囲まれながらも、自分探しをするビンチッヒ。自分とは、自分らしいとは、自分って何だろう・・・
★★


ビンチッヒたびにでる 作・エルヴィン・モーザー 訳・わかばやし ひとみ ほるぷ出版
Winzig sucht die Elefanten
ワシが「ゾウの群れ」を見たと言うので、ブタの両親に別れを告げ友達と旅にでる。 ワシは途中で奥さんを、ネズミは仲間をみつけ、そこに残ることになり、ついては来なかった。 ライオンとビンチッヒの2匹は高い山に登り寒くて動けなくなった。
こんなエンディングじゃ、続編期待されるの当然です。というわけで、すぐに続きをよみました。
★★


ビンチッヒのあたらしいたび 作・エルヴィン・モーザー 訳・わかばやし ひとみ ほるぷ出版
Winzig findet seine Eltern
親切なクマに助けてもらったビンチッヒ達は、ライオン谷にむかった。 そこでライオンとも別れ、ひとりで両親探しをする。やがて お父さんとお母さんに会うことができ群れに戻る。 しかし、仲間との暮らしが退屈になり、何かを見つけ出す冒険の旅に出た。ビンチッヒはたくさんの友達を作った。 でも、一年に一度は必ずみんなが集まるあの場所へ出かけた。
友達たくさんみつけたのに、 ルーツもみつけたのに、今に満足しようとはせず、冒険し挑戦し続け向上しようとするビンチッヒ? ビンチッヒは何を探しているのでしょう?
★★


おとうさんはウルトラマン 作・みやにしたつや 学研
昔ウルトラマンを見ていた世代が、今はおとうさんになっている、 そんなお父さんたちへの本。強くてかっこいいウルトラマンのお父さんには、 奥さんと息子がいる。どんなお父さんかというと、「強い」「疲れない」「泣かない」「怪我をおそれない」「 しつけに厳しい」「あまい」「おもしろい」「背中で語る」「急ぐ」
深い意味も知らずに、子供達は笑って喜んで見ているが、 そんな君達も、強いお父さんになるんだよ、とても想像できない、、
★★★


パパはウルトラセブン 作・みやにしたつや 学研
パパ(ウルトラセブン)と、娘の関係編。「やさしさを教え」「娘の愛に喜び」 「嫌いといわれると落ち込み」「子育てに悩み」「子育てで妻とケンカし」「嘘をゆるさず」 「何事にも感謝し」「娘の重さが幸せの重さと感じ」「まもらなくては ならない人のために戦う」
子育ての現場の嘆き、苦しみ 、迷い、喜び、伝わってきます。「同感」と何度つぶやいたことでしょう。
★★★


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