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[2003年5月]
No.04


オススメ度 ★〜★★★
ぼくはめいたんてい きょうりゅうのきって
作・マージョリー・W・シャーマット 絵・マーク・シマント 訳・光吉 夏弥 大日本図書
Nate the Great and the Sticky Case
名探偵ネートが、友人クロードの紛失した大事な恐竜の切手を探しだす。この事件では、犬のスラッジが重要な鍵をにぎっていた。
9歳の名探偵ネートが友人から依頼される事件を、解決していくシリーズ。他5巻


おうちにかえろう 文・ロア・シーガル 絵・ジェイムズ・マーシャル 訳・ひらいし たかき 冨山房
All the Way Home by Lore Segal
お母さんと女の子のジュリーと赤ちゃんのジョージが公園に行った。 そこで、転んだジュリーは「わあああん」と泣き出した。ジョージは「にやにやにや」と笑っている。 「おうちまで、ずぅっと ずぅっと 泣いてるもおおおん」というジュリー。


いつまでねてるレオンちゃん 作・アンヌ・ロラデュー 絵・ミレイユ・ダランセ 訳・いせ ひでこ 朔北社
Leon Zozio
5羽の兄さん、姉さんの小鳥たちは、飛ぶ練習をしていた。レオンは、不安で一度も飛べすにいる。 母さん鳥が、心を痛めてもレオンは眠ったまま。本当は、飛びたいのに無感心を装う。 それを見ていた父さん鳥は、レオンを蹴飛ばす。レオンは、巣から落ち小さな翼を広げる。
未知の世界へ飛び出す時の、不安と好奇心。 ハードルを超えられずに一人取り残されるような孤独感。 そして、子供の 成長過程を見守る周囲の温かい励ましや後押し。 「僕、落ちてなんかいないよ。飛んでるんだよ!」のすがすがしい表情に、「よかったね」とエールをおくりました。
★★


パパはウルトラセブン ママだってウルトラセブン 作・みやにし たつや 学研
ここに登場するママは、どこにでも いるママ。電子レンジで すばやくお弁当を作るママ。 「嘘をついてはいけない」と いつも言うのに、自分のトシを 誤魔化すママ。 でも、パパが、頑張って闘えるのは、ママのおかげ
パパはウルトラセブンの続編。子育て賛歌絵本
★★


うさぎの島 作・イエルク・シュタイナー 絵イエルク・ミュラー 訳・おおしま かおり ほるぷ出版
うさぎの食肉工場で 長く暮らす灰色うさぎと、外から来た茶色うさぎ。 2匹は、自由を求めて工場を脱走する。 自然界の 草のにおい、陽の光、川の水の音を、灰色うさぎはすっかり忘れてしまっていた。  「うちへ帰りたい、工場ほど いい所はない」と工場へ戻る。 自由になり、自然の中を行く茶色うさぎに「幸せを祈るよ」と言いながら、、。
狭いひとつの世界しか知らず、食に不自由せず、身に迫る危険もなく 、寒暖(季節)も明暗(昼夜)もわからずに生きています。それに満足し幸せだと感じる恐ろしさは、 我々の現代生活と似ている気がします。
★★★


1こでも100このりんご 作・井上 正治 岩崎書店
白黒の絵の中に、真っ赤なりんごが ひとつ描かれている。果物屋さんの店先に飾られていたリンゴを見て、 通る人々が、それぞれの思いを語る。見る人が100人いれば、100通りのリンゴになる。
それぞれ色々な考え方や感じ方があります。
★★


ありこちゃんのおてつだい 作・高家 博成 絵・仲川 道子 童心社
巣の中で幼虫の お世話をしていた ありのありこちゃん、 お姉さんありに、「あぶらむしさんの ところへ行って、蜜をもらうよう」 お手伝いをたのまれる。無事に行って 帰ってこれるかな?
蟻社会が女系であること、太陽の位置や仲間がだした匂いを 目印に行動すること、アブラムシのおしりからでる、甘露をお腹にため、口から出して 、幼虫に与えること、あり地獄という敵がいること。いろんなことが、さりげなくお話の中に入っています。
★★★


てんとうむしのてんてんちゃん 作・高家 博成 絵・仲川 道子 童心社
てんとうむしの てんてんちゃん達が遊んでいたら、かなへびがあらわれて、 食べられた。ピンチ! 
テントウムシは、すごい秘密兵器をもっていますね。
★★★


ハリーのだいかつやく Harry and The Lady Next Door
作・ジーン・ジオン 絵・マーガレット・ヴロイ・グレアム 訳・もり ひさし ペンギン社
皆の耳が痛くなるお隣のおばさんの歌。なんとか止めさせようと、ハリーはいろいろやってみた。 吼えたり、メウシ達にないてもらったり、だけど 失敗ばかり。
ハリーが頑張れば頑張るほど、思惑が外れていきます。頑張れ、ハリー!
★★


ハリーのセーター No Roses for Harry!
作・ジーン・ジオン 絵・マーガレット・ヴロイ・グレアム 訳・わたなべ しげお 福音館 
おばあちゃんから、バラ模様のセーターが届く。でも、ハリーは気に入らない。捨てても捨てても、 色んな人が、みつけて届けてくれる。どうしたものかと考えていると鳥が毛糸の端を加えて  飛んで行く。セーターはみるみるうちに解けハリーは大喜び。
折角、バラ模様のセーターを処分できたのに、 おばあちゃんが遊びにくると聞いて、しっぽがちょろんとたれたハリー。今度はバラ模様のセーターを 着なくちゃならないのに、ないなんて・・・。いつも間が悪くて笑いながら応援しています。
★★


ころわんのおるすばん 作・間所 ひさこ  絵・黒井 健 ひさかたチャイルド
ころわんは、まあるい、かわいい子犬。お母さん犬と一緒に暮らしている。 ある日、初めてお留守番することになった。お母さんが、なかなか帰ってこないので、心配になり探しに行く。 おうちの人と、予防注射を受けに行ったとわかり、安心する。やっぱりおうちで 待つことにした。
初めての初めてのお留守番って、ドキドキで不安だったりするよね。


ころわんと がががが 作・間所 ひさこ  絵・黒井 健 ひさかたチャイルド
がががが、何の音だろう?と見に行くが、怖くて戻ってきた。今度は皆で、一緒に がががが探検隊出発!


やさいのうんどうかいおおさわぎ 作・さくら ともこ  絵・吉村 司 PHP
野菜の国の運動会。みんなが 体操しているのに、もやしくんは 知らん顔。 「ぼくは 体が細くて、大きくないし、力もない、運動会は大嫌い」 でも、もやしくんが、活躍できるものがあった。それは、障害物競走
小さくたって、力がなくたって、 一等賞になれることあるんだね。


やさいのパーティおおさわぎ 作・さくら ともこ 絵・吉村 司 PHP
「野菜畑の真中に、野菜の国がありました、、」キャベツ王子と トマト姫、にんじん大臣たちは、 みんなで愉快に遊ぶには、どうしたらいいか考えていた。
野菜がたくさん集まって、パーティしていたら  あれれ、サラダになっちゃった


やさいのクリスマスおおさわぎ 作・さくら ともこ 絵・米山 永一 PHP
もみの木を飾って、ケーキを焼いて、野菜のお城は忙しい。 でもサンタクロースって どんな人か わからない。赤カブさんや、赤ピーマンは サンタさんにそっくり。
赤い野菜って たくさんあるんだね


へんてこライオンがいっぱい 作・長 新太 小学館
へんてこなライオンの5つのお話。ゆうちゃんや、しんくんが歩いていると、 へんてこなライオンに会う。 ライオンは、いろんなものに変身する。
ナンセンス絵本


ぼくのくれよん 作・長 新太 講談社
ぞうの大きな大きなくれよん。青いくれよんでびゅーびゅー書くと、かえるは池だと思って飛びこんだ 。赤いくれよんでびゅーびゅー・・黄色いくれよんでびゅーびゅー・・最後はライオンに怒られるが、 ゾウはまだまだ書きたりない。
最後にゾウがしたことは・・。ゾウの素直な反応に、笑いました。
★★★


かってなくま 作・佐野 洋子 絵・広瀬 弦 偕成社
森のクマが、畑を耕し始めた。 友人達が「何しているの」と聞いても、「かってだろう」と ちゃんと答えない。 しばらくすると、畑には一面の花が咲く。クマは、友人達に花を届ける。
友達と関わるのが不器用なクマ。勝手なクマだと思ってたけど、見かけだけでした。 クマも見かけによらないね(笑)


ぺこぺこ 作・佐野 洋子 文化出版局
お后様や家来に、ぺこぺこする王様。ご飯を食べる時も、お皿の上の魚にペコリと頭をさげて 食べ始める。 ある日、隣の国が 戦争しにやって来た。隣の国の、大砲はお城の上に どかんどかん落ちるが、 お城もペコリとお辞儀をするのでどこにもあたらない。
「おとうさん お話して、ぺこぺこしたやつ」で王様の話が始まって、 「ほんとうに、かんけりの 缶が ぺこぺこしたお話だったね」で終わる。変なお話 笑。
★★


かぜひきたまご 作・舟崎 克彦 絵・杉浦 範茂 講談社
ぼくが拾った不思議なたまご、身代わりになってくれる。ぼくの代わりに 風邪をひき、ママの代わりに怒り、 ぼくの代わりに じんましんになり、ぼくの代わりに 咳をしてくれて、、、。 そんなたまごが、むくむく大きくなって、「そろそろ おとなに なりそうです」という。
一体、卵から、何が産まれてくるのだろう??という疑問は、ほのぼのとした 笑いにかわります。
★★★


はかまだれ 作・舟崎 克彦 絵・村上 豊 ひくま出版
昔、「はかまだれ」という大泥棒がいた。 よる年なみに、見るかげもなく 落ちぶれて、追っ手に 捕まりそうになる。 心を入れ替えるから、と仏を拝むと、大岩が転がってきて下敷きになる
数え切れぬ 深い罪を犯し、涙ひとつ こぼさぬ男が、母親のために罪滅ぼしをする 不思議な物語でした。 文章のいいまわしが難しく、言葉の意味を解説しながら読みました。
★★★


かいけつウンコの助 作・ 舟崎 克彦 学研
お江戸の町は、まっ暗闇夜。今日も、哀れな者達が、悪い奴らにからまれている。  どこからともなく 正義の味方があらわれて、悪党どもをけちらした。お礼を言おうと あたりを見ても、 そこにウンコが落ちているだけ。 ウンコのまんまの侍、”かいけつウンコの助”
楽しくて元気がでるお話です。どうして、男の子はウンコの話が大好きなんでしょう?
★★★


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