ごんは、イタズラばかりする子狐だった。兵十が獲ったうなぎを奪ったが、後に、病気のおっ母に食べさせようとしていたこと、
食べられずに死んだ事を知り、自責の念にかられ苦しむ。ごんは、償いに毎日きのこや栗を こっそり置いてきたが、
気持は伝わらないままだった。そしてある日、ごんの姿を見つけた兵十は 火縄銃で撃ってしまう。
「ごん、お前だったのか。」ごんは ぐったりと 目をつぶったまま頷いた。
(ごんは死んだのだと思っています。)
死んで初めてわかり合えたごんと兵十、心が通じあうことは、難しいですね。、
理解し合えたのに、もう会えないなんて、とても皮肉です。
昭和7年の名作中の名作です。教科書(小学4年生)にも載りました。
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