まじょとねこどん ほうきでゆくよ 文・ジュリア・ドナルドソン 絵・アクセル・シェフラー 訳・久山 太市 評論社
Room On The Broom by Julia Donaldson Illustrated by Axel Scheffler
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魔女と猫は魔法のほうきで空を飛んでいた。帽子を拾った犬や、リボンを拾った鳥や、杖を拾ったカエルを、
のせて飛んでいたら、重みでポキンッとまっぷたつ。落ちたところには、身の毛もよだつドラゴンがいた。
ほうきに乗る人が、一人ずつ増えていき普通の展開になると思ってました。
最後はなかなかユーモラスで笑いました。 楽しい魔法のほうきです。
★★ |
きょうりゅうのたまご 作・なかがわ ちひろ 徳間書店 |
ある日、男の子の部屋に恐竜が来て「私のタマゴ知りませんか?」と言う。男の子は
恐竜の背中にのって街をまわりショベルカーで地面を掘って一緒に探す。
「恐竜」「ショベルカー」「地中探検」「がいこつ」「宝物」男の子の好きなキーワードです。
★★ |
コアラとお花 作・メアリー・マーフィー 訳・ひだ みよこ ポプラ社
Koala and the Flower by Mary Murphy |
わからないことだらけのコアラは お花の作り方を知りたくて図書館へ行った。
★ |
あいうえおっとせい 文・谷川 俊太郎 絵・白根 美代子 さえら書房
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あいうえおを楽しく覚える1冊。 あさ いすの うえで えらそうに おっとせい。
はるの ひざしに ふくろうは へそを ほす。
語呂合せですが、笑ってしまいました。がぎぐげごやぱぴぷぺぽまでありますよ。
★ |
きりん 詩・西村 祐見子 絵・いもと ようこ 講談社
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日本児童文芸家協会新人賞・日本童謡協会新人賞をダブル受賞した詩集。
「きりんの からだに かかれた みちは そらへと そらへと つづく みち」
17編ありますが、私のお気に入りは、「けしごむ」と「きくのはな」です。
★★★ |
こぶたがずんずん 文・渡辺 一枝 絵・長 新太 あすなろ書房
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こぶたは、騒々しくて怖いもの知らず。草を食べている大きな牛に向かってずんずんずん進んで行く。
回り道もせず、「どいてくれどいてくれ おっとっとのと ぶほぅ ぶほぅ」と牛ばかりじゃなくトラクターやキャタピラさえどかしてしまう。
ずんずん進む、こぶたの後姿のお尻がなんとも 勇ましい。
★ |
校長先生のあたま 作・長 新太 くもん出版
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校長先生の頭が、どんどんとがっていく。ナイフでエンピツを削らされる児童達に、神様が味方したのだと
噂が広まる。次の日、体育館に、全員が集まって校長先生はエンピツなのか否か実験をすることになった。
炸裂です、痛快です、ナンセンスです、とんでもないお話です。
本当に、こんな校長先生がいたら怖いですねぇ・・尖った頭のお話。
★★★ |
ゴムあたまポンたろう 作・長 新太 童心社
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頭がゴムでできている「ゴムあたまポンたろう」。山にポンとぶつかって、飛んでいった。
次は大男に、次はバラに、次々ぶつかって飛んでいった先は・・・
不思議な生き物が、脈絡もなくどんどん登場します。柔らかい頭のお話。
★★★ |
ぼくのすきなおじさん 作・長 新太 童心社
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ぼくの好きなおじさんは 普通の人だが頭が硬い。車も、お月さまも、ダイヤモンドも頭突きで跳ね返す。
硬い頭のお話。
★★★ |
ねこくんとあかいひこうき 作・渡辺 有一 教育画劇 |
ねこくんは、赤い飛行機のパイロットでどんな仕事でもする。宣伝のチラシを まいたり、新婚旅行のカップルを
虹の国に案内したり、山火事の時には 消火の薬をまく。
次男(4歳)のお気に入りです。
★★ |
まいごのころわん 文・間所 ひさこ 絵・黒井 健 ひさかたチャイルド
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寒い冬、ヤッコ凧を持った子の後をついて公園へ行く。今度は、かけ足のお兄さん達の後を、ついて行ったら、迷子になった。
★ |
ころわんとこいのぼり 文・間所 ひさこ 絵・黒井 健 ひさかたチャイルド
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こいのぼりを見に行ったおうちに、怖そうなおじさん(番犬)がいる。いつもは、通らない道なのに、今日は こいのぼり見たさにトライする
★ |
ねずみくんのチョッキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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ねずみくんの赤いチョッキが、あんまり素適なので、「ちょっと きせてよ」「うん、いいよ」
と、また貸しされる。 しかも、どんどん大きな動物達が着て、チョッキはどんどん、伸びていく。
同じフレーズの 繰り返しの中で、最後はぞうさんへ。
チョッキはいつ、破れちゃうんだろう?どうなるんだろう?という、予測を 見事に裏切られました。
伸びきったチョッキをひきずって、とぼとぼ歩くねずみくん。だけど、最後のページには、ぞうさんが
そのチョッキでブランコしてあげていてほっとしました。
★★★ねずみくんシリーズでは私の中の2位 |
りんごがたべたいねずみくん 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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高い木になったりんご。ねずみくんは、鳥のように空も飛べないし、猿のように木にも登れないし、
カンガルーのように高くとべない。他の動物達は、自分の持ち味(特徴)を生かして、りんごをとっていく。そこへ、
アシカがやってきた。
人それぞれの、持ち味(特徴)や良さがある。助けあったねずみくんとアシカくんの
知恵に拍手!丁度、りんごは2つ残ってたね。
★★★ |
また!ねずみくんのチョッキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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お母さんが編んでくれたチョッキ、今回はゾウさんには貸さずに、ねみちゃんに貸した。
でも、結局、また貸しされ、チョッキは 色褪せ伸びて、ぞうさんにぴったりになってしまった。
何も知らないねずみ君をよそに、最後のページでは、ねみちゃんが責任を取ろうと
必死にチョッキを編んでいる姿が可愛い。
★★★ |
ねみちゃんとねずみくん 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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ねみちゃんが編物しているのを見て、自分のチョッキだと思い込む。そして、・・きっと・・なんてことになって、
、とねみちゃんと結婚して、子供が生まれたところまで想像が膨らむ。
世の中甘くはありませんでしたね。できあがったのは、チョッキだったけど、
少し大きかったみたいですね。
★★★ |
ふしぎのおうちはドキドキなのだ 作・武田 美穂 ポプラ社
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おばあちゃんの家に遊びに行ったけど、怖いお面とか置物とか、いっぱいある。
マンガチックな絵はお茶目です。子供の頃に訪ねた、
祖父母の家には怖いものいっぱいありました。日本人形、置物、はく製、お面。その前を通るのが、
怖くて夜中トイレを我慢したり、、、そんなことを思い出しました。
★★ |
14ひきのおつきみ 作・いわむら かずお 童心社
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ねずみたちは、木を登り、枝の上でお月見をする。「お月さんありがとう。たくさんの実りをありがとう。
やさしい光をありがとう。」自然への感謝
木登りの絵はダイナミックで立体感があって、自分の目線は、ねずみの低い目線になります。
月が出るまで、刻々と変わる空や、森の美しい色。そして、見開きのページににまんまるの大きな月と
横一列に並んで眺めている15匹(14ひきと私)。読んでいるうちに、絵本の中に吸い込まれていました。
★★★私の中の1位 |
エンソくんきしゃにのる 作・スズキ コージ 福音館
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はじめて一人で、汽車にのる男の子「エンソ君」が、「ほげた駅」から「ほいざ駅」まで 旅をするお話。
こういう迫力のある絵は、子供達も大好きです。途中の「ほんと駅」で
乗り込んだ羊達のどこか人間っぽい顔が好きです。
★★ |
コッコさんのかかし 作・片山 健 福音館
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コッコさんは、お父さんと、お兄ちゃんといっしょに案山子を作り、畑に立ててもらった。
海賊の格好の案山子は、梅雨の日も暑い日も台風の日もずっと立っていた。
よき時代の日本を、田舎を、故郷を
思い出すような季節ごとの絵が好きです。実り豊かな秋の絵は特に気に入っています。
★★★ |
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