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[2004年2月]
No.17


オススメ度 ★〜★★★
ぐるんぱのようちえん 作・西内 ミナミ 絵・堀内 誠一 福音館
一人ぼっちで寂しい象のぐるんぱ。ビスケット屋、皿屋、靴屋で働き始めるが、特大サイズを作り追い出される。
特大靴でかくれんぼや 特大お皿のプールがある、ぐるんぱの幼稚園に行ってみたいですね。
★★


ニコラスどこにいってたの? 作・レオ・レオニ 訳・谷川 俊太郎 佑学社  
NICOLAS, where have you been? by leo lionni,1987
少数の悪い鳥のせいで、鳥は皆、悪い奴だと思い込んでいるネズミの仲間達は、ニコラスの経験を聞き、考えを改める。
★★


みどりのしっぽのねずみ 作・レオ・レオニ 訳・谷川 俊太郎 好学社  
かめんにとりつかれたねずみのはなし 1973
町のねずみに聞いたマルディ・グラ(お祭り)を、野ねずみ達もやってみた。踊って、歌って、仮面をつけて脅かし合ううちに、 かわいいねずみであることを忘れ、恐ろしいけだものだと思い込むようになった。
★★


ありこのおつかい 作・いしいももこ 絵・なかがわ そうや  福音館
ありのありこを食べたカマキリのきりおは、 むくどりのむくすけに食べられて、それを山猫のみゅうが食べて、、、繰り返しの楽しいお話。
これぞ、食物連鎖!笑。 お腹の断面図の絵に、色がどんどん増えていく様子が楽しいですね。
★★


ケニーのまど 作・モーリス・センダック 訳・じんぐう てるお 冨山房
KENNY'S WINDOW by Maurice Sendak,1956
半分昼で、半分夜の庭の夢をみていたケニーが7つのナゾナゾを解く。「1、誰かに駄目と 言われても、黒板に絵を描くにはどうしたらいいか?」「2、誰かさんの山羊ってなんだ?」「3、屋根の上の馬は見えるか?」 「4、約束を破ってもとりかえしがつくか?」「5、危機一髪って何だ?」「6、中も外も見えるもの何だ?」 「7、願い事をしてから気持ちが変る事ないか?」
答え:知りたくない人は読まないこと
「1、素敵な詩を書く」「2、寂しい山羊」「3、見る方法を知っていれば見える。」 「4、破ったみたいでも、本当に破ってなければ大丈夫」「5、誰かに嫌われそうになること」 「6、僕の窓」「7、ある」答えを聞いても、読みたくなる、 素敵なお話でした。

★★★


ミリー(天使にであった女の子のお話) Dear Mili by Maurice Sendak,1988
作・ヴィルヘルム・グリム 絵・モーリス・センダック 訳・神宮 輝夫 ほるぷ出版 
幸せに暮らす母と女の子の村に戦が迫る。母は、「3日たったら戻っておいで」と 女の子を森の奥へと逃がす。森で、聖ヨセフ、守護天使に会い過ごし 戻ると、30年がたっていた。
1816年、グリムが少女に贈った話が150年ぶりに発見されたものです。センダックさんが5年がかりで絵を描いたそうです。
★★★


トムとサム 作・パット・ハッチンス 訳・きむら ゆりこ ほるぷ出版 
TOM and SAM by Pat Hutchins,1968
大の仲良しのトムとサムが、ある日ライバル意識を燃やし競い合う。 仇同士にも見えず、友達にも見えない二人。 仲直りの方法とは・・・。
まるで、漫才コンビのような、トムとサム。楽しくて笑えます
★★★


くずのはやまのきつね  作・大友 康夫 絵・西村 繁男 福音館書店
くずのはやまのキツネが嫁入りをした年は豊作だと、聞いた「たみぞう」と、「ごさく」。  「おらたちでキツネを見つけて、嫁入りを頼んでみようか」とでかけた。


ねずみの歯いしゃさん アフリカへいく作・ウィリアム・スタイグ 訳・木坂 涼 
Doctor de soto goes to Africa by William Steig,1992 セーラー出版
腕のいい歯医者のねずみのソト先生は、奥さんと象の虫歯を治しにアフリカへ行った。  ところが、象を恨むアカゲザルに誘拐され鳥かごに閉じ込められる。


みにくいシュレック 作・ウィリアム・スタイグ 訳・おがわ えつこ セーラー出版
Shrek! by William Steig,1990
主人公のシュレックは、みにくい両親からうまれたみにくい子。 魔女の占いに従って、みにくい王女を探しに旅に出る。
主人公が醜いのも、 変っていて面白いし、そのパワーも凄いですね。 とても臭いので、行く先々の木々はのけぞり、 人もけものも逃げ惑います。 稲妻と雷を食べ、 まわりじゅうを脅かし蹴散らしながらズンズン進みます。 ある意味、あっぱれ!ですね。
★★★


まるぼうすになったきかんしゃゴードン Gordon and the famous visitor ,1992
作・ウィルバート・オードリー 訳・まだらめ 三保  ポプラ社
ある日、大西部鉄道からやってきた特別なお客様に嫉妬をするゴードン。


ぶどう畑のアオさん 作・馬場 のぼる こぐま社 
アオさんが、夢で見たブドウ畑は本当にあった。 次の日、みんなで行くと、意地悪オオカミが独り占めをしていた。
「オオカミくんもいっしょに食べればいいのに、、」お人よしな優しいアオさん。
馬場のぼるさん、最後の絵本です。

★★★


ままったらわたしのなまえをしらないの 作・スーザン・ウィリアムズ
絵・アンドリュー・シャケット 訳・いしい むつみ ブックローン出版
Mommy doesn't know my name by Suzanne Williams,1990
「ちっちゃなひよこちゃん」「かぼちゃちゃん」「わにちゃん」とママが言う。 「私の名前はハンナなのに、ママったら私の名前を知らないの。」
「私はハンナなのに」という女の子が意地らしくてかわいいです。 ハンナママも反応を見て楽しんでいるのでしょうね。


ノコギリザメのなみだ 作・長 新太 フレーベル館 
オジイサン鮫は、ノコギリがボロボロだと泣いていた。  海のオバケが ノコギリをとって、代わりの物をつけてみるが、オジイサンは、どれも気に入らず泣いてばかり。
古くても、ボロボロでも、代わりのない物ってありますね。
★★★


なにをたべたかわかる?  作・長 新太 絵本館
ネコは釣った大きな魚を、肩に担いで運んでいた。  ねずみ、うさぎ、ごりらなどが、魚を食べようとして、逆に魚に食べられる。 それをまるで知らないネコは、魚がどんどん重くなるのにも気づかない。そして、突然、魚を食べ始める。
強烈。またやられちゃいました。という感じです。
★★★


ねずみのヘンリー 作・マルチーヌ・ブラン 訳・やがわ すみこ 偕成社
HYACINTHE by Martine Blanc, 1976
写真屋のヘンリーが、鳥の足にぶらさがり、たくさんの美しい国を見てまわる。 他 ねずみのティモシー


ヘンなさんぽ 作・井上 洋介 架空社
散歩していると、白いヒゲと白い帽子と白い上着のおじいさんに出会った。 後をつけていくと、 おじさんはどんどん大きくなり、最後には雲になる。
最初のフレーズ「散歩にでかけた、犬のシロ連れて行かない。」子供たちが「ひどい」と笑った。


たわし 作・井上 洋介 小学館
たわしを買っておうちへ、帰る道すがら、大カタツムリ、大カエル、大コウモリに出会う。
井上洋介さんの注目の最初のフレーズ。 「寒くなってきたので、ぼく、たわしを買わなくっちゃ」「なんだそれ?」ですよね。
ナンセンス絵本でした。

★★


ブルくんとねずみくん 作・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
イジワルねこくんに、いつも追いかけられるねずみくん。  今度は、ねこくんが失敗し、ブルくんに追いかけられることに。
全て読破したと思っていたねずみくんシリーズ。しかけ絵本が残っていました。
★★★


わらいんぼうのげらら 作・有賀 忍 講談社
何をしても、笑ってばかりのげらら。木にひっかかった飛行機をとろうとする。


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