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[2003年06月]
No.08


オススメ度 ★〜★★★
おにたのぼうし 文・あまん きみこ 絵・いわさき ちひろ ポプラ社
節分の夜、気持ちの優しい鬼のおにたは、行くところがない。ツノを隠す麦わら帽をかぶって、歩いていたら、 豆まきをしていない家をみつけた。隠れて様子を見ていると、女の子と病気のお母さんがいた。女の子が何も食べていないのを知ると、 おにたは人間の男の子のふりをして、ご馳走を届ける。
「鬼にもいろいろあるんだけどな、、」おにたの気持ちは人間に届きません。 そっと姿を消すおにた、ちょっと切ない節分のお話です。
★★★


くんくんと火事 作・ディック・ブルーナ 訳・松岡 亨子 福音館
Snuffy and the Fire by Dick Bruna
くんくん(犬)が燃えている臭いで火事を発見、消防署に通報する
赤ちゃん向け


どろぼうがっこう 作・加古 里子 偕成社
泥棒学校には、くまさかとらえもん先生とかわいい生徒達がいる。宿題は「あしたまでに泥棒すること」。 そんなある日、隣村まで遠足に行くことになった。集合は夜の10時、持ち物はねじまわしと、出刃包丁。
一番、大きな屋敷を選んで、盗みにはいった、先生と生徒達に待っていた、運命とは・・ムフフ


ねずみくんのひみつ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
ねずみくんが、気持ちよさそうに、鼻くそをほじっているところを、ねみちゃんに見られてしまう。 「ねずみくんが 鼻をほじってたわ」 伝言ゲームスタート。 伝言のたびに、話の内容が変わって伝わっていく。 全く違う話になったのに、最後のところで、元の話に戻って本人に伝わってしまう。
「まんまるブタくんが ブーンブーンと羽で とんでるんだって」には 息子達も大笑い。私は、折角違う話に変わったのにねぇ・・・戻っちゃうなんて、大笑い。
★★★


ぞうさんとねずみくん 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
いいなぁ、ぞうさんは・・。体の大きいぞうさんには、ねずみくんに無いものがいっぱい。だけど、 ぞうさんに、無くてねずみくんにある事だってあるんだ。
★★★


ねずみくんとブランコ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
小鳥さんがブランコに乗っていると、ぞうさんが来て乗りたがる。重いからと断わり、次にうまさんが来て ・・と動物はだんだん、軽くなる。ねずみくんが来て、ぶらんこに乗ったところで、 意地悪ねこくんが登場、さてどうなるのやら・・
★★★


ねずみくんとおんがくかい 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
音楽会の楽器分担で、トランペットを渡されたねずみくん。フーと吹いても、音が出ないので 他の楽器と 取り替えてもらうことにした。でも、断られ続ける。  
動物の特性を生かした、楽器の分担。小さなねずみくんに合う楽器はあるのかな?
★★★


またまた!ねずみくんのチョッキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
今度は絶対貸さない、と固い決心のねずみくん。結局、みんなに引っ張られてのびてしまう。 「チョッキだからいけないのよ」とねみちゃんが、帽子に編みなおしてくれた。
でも、またまたチョッキになってしまうのが、大笑い。可愛いです。続編が パワーアップしていくので、ファンにとっても嬉しいですね。最初と最後のへびくんが うまくまとまっていて、ほっとしますね。
★★★ねずみくんシリーズ、私の中の3位


ねずみくんとホットケーキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
ねずみくんから、ねみちゃんがホットケーキを作ると聞いて、「お料理上手なんだって」と皆が来る。 何も知らない皆は、ねみちゃんに料理の注文をする。さ、困ったねみちゃんは・・
なかなかねみちゃん、トンチがきいてます
★★★


やっぱりねずみくんのチョッキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
ねみちゃんが 編んでくれたねずみ色のチョッキ、きつねさんは、黄色のチョッキ、 ひょうくんには、 豹柄のチョッキ、でも、遊んでいたら 汚れてしまった。 そこで、アライグマくんが 洗濯してくれることになった。
★★★


14ひきのせんたく 作・いわむら かずお 童心社 1990
梅雨が明け朝から暑い日、たくさんの洗濯物を持って川へ行く。夏の太陽の下、洗濯しながら川遊び。水が冷たくて いい気持ち。
去年、子供達と、川遊びに行った事を、思い出しました。14匹もとても気持ちよさそうです。
★★★


14ひきのピクニック 作・いわむら かずお 童心社 1986
春の光があふれた日、皆でおにぎり、水筒を持って野原へでかけた。
行く先々での 春の花、虫、生き物との出会い、生命が息吹く力強さと、春が来た喜びいっぱいのお話です。 土筆の間を歩く家族、飛んで行くたんぽぽの綿毛の絵が大好きです。
★★★


はるだ はるだよ!10ぴきのかえる 作・間所 ひさこ  絵・仲川 道子   PHP
冬眠から目覚めた10匹が、春を楽しみながら、皆をおこして歩くだけど、穴の中の 寝ぼすけさんは、へびだったから 大変!


よなかのころわん 作・間所 ひさこ 絵・黒井 健   ひさかたチャイルド 
夏の夜、ころわんは夜のお散歩。いつもの道なのに、知らない道のようだ。


くもさんおへんじどうしたの 作・エリック・カール 訳・もり ひさし 偕成社
The very busy spider by Eric Carle 1984
農場の柵にきたクモが、巣を作り始めた。ウマ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、色々な動物達が やって来て誘うが、返事をしない。 巣を作るのに忙しかったのだ。
クモの巣の糸が浮き上がっていて、手で触って遊べます。だんだん、できあがる様子を 見ていても楽しいのですが、最初からいたハエが最後に食べられちゃうなんて・・
★★★


バーバパパのがっこう BARBAPAPA'S SCHOOL
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー 訳・やました はるお 講談社
学校では、生徒達が滅茶苦茶の大騒ぎ。バーバパパは、厳しくやろうという大人達に、「楽しみながら勉強する」環境作りを訴える
楽しく、幸せに 勉強できる学校ならいいですね。


バーバパパのさんごしょうたんけん Lolita and the Scorpion Fish
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー 訳・やました はるお 講談社
せかいをまわる5
エジプトの海を船で渡るバーバ達。 海中探検に出かけるロリータに、ルールを教える。 珊瑚の上を歩くな、枝を折るな、生き物に触るな。ロリータはルールを守らなかった。


ねえ とうさん 作・佐野 洋子 小学館
久しぶりにかえってきたクマの父さんとクマの子は、森へ散歩にでかけた。肩車をしてもらい、背中に乗せて泳いでもらい、 川に橋をかけてもらった。クマの子が尊敬していると、「俺はただ、クマらしいだけさ。クマだからね」と父さん。
逞しい父さんクマの背中を見て、クマの子も逞しいクマになるといいですね。
★★★


おぼえていろよおおきな木 作・ 佐野 洋子 講談社
おじさんの家の横に、大きな木があった。春には花が咲き、朝には小鳥の声がし、秋には赤い実がなる。でも、おじさんは、 小鳥の糞や、声がうるさかったし、洗濯物は木陰になって乾かない。いつも木を蹴飛ばしながら、「おぼえていろよ」と言って、 とうとう木を切り倒してしまう。木を失って初めて、木の大切さに気づく。
存在の大切さを、ひとつずつ、かみしめて、やっと最後に気づかされ、ちょっと切ないお話でした。
★★★


おれはねこだぜ 作・佐野 洋子 講談社
サバ好きなねこが、サバのことを考えて歩いていたら、空とぶサバに襲われる。「きみは サバを 食っただろう」 「おれはねこだぜ」といいなが逃げまくる。逃げ込んだ、映画館を見まわすと、まわりはサバのお客さん。
逃げ回る、ねこの表情が最高!映画館の驚愕の表情には大笑いでした。
★★★


わたし クリスマスツリー 作・佐野 洋子 講談社
雑木林のもみの木は、「きれいな町でクリスマスツリーになるの」と、根っこを土からひきぬき、かけだした。 森の仲間が引きとめるのを、振り払って憧れにむかって、ひた走る。丘を越え、野原をつっきり、山を走り、駅についた。  しかし、夢やぶれて、おいおい泣き疲れ もとの場所へと戻っていく。
心配したり、優しく見守る仲間がいて良かったね。また受け入れてくれてほっとしました。
★★★


おじさんのかさ 作・佐野 洋子 講談社
おじさんは、立派な傘をもっていた。 でも、傘が濡れるのが 嫌だったので、少しくらいの雨なら、濡れたまま歩いた。 もう少し降ると、雨やどりして、やむまで待った。ある日、雨が少し降ってきた時、 小さい女の子が「あめが  ふったら ポンポロロン、あめが ふったら ビッチャンチャン」と言ってるのを聞いて、本当かどうか確かめたくなり、 とうとう 傘を開いた。
傘が濡れるのが 嫌な人だなんて、濡れた傘を見て、うっとりするおじさんだなんて、 不思議でおもしろい!この絵本は大好き。
サンケイ児童出版文化賞推薦賞

★★★


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