おにたのぼうし 文・あまん きみこ 絵・いわさき ちひろ ポプラ社
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節分の夜、気持ちの優しい鬼のおにたは、行くところがない。ツノを隠す麦わら帽をかぶって、歩いていたら、
豆まきをしていない家をみつけた。隠れて様子を見ていると、女の子と病気のお母さんがいた。女の子が何も食べていないのを知ると、
おにたは人間の男の子のふりをして、ご馳走を届ける。
「鬼にもいろいろあるんだけどな、、」おにたの気持ちは人間に届きません。
そっと姿を消すおにた、ちょっと切ない節分のお話です。
★★★ |
どろぼうがっこう 作・加古 里子 偕成社
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泥棒学校には、くまさかとらえもん先生とかわいい生徒達がいる。宿題は「あしたまでに泥棒すること」。
そんなある日、隣村まで遠足に行くことになった。集合は夜の10時、持ち物はねじまわしと、出刃包丁。
一番、大きな屋敷を選んで、盗みにはいった、先生と生徒達に待っていた、運命とは・・ムフフ
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ねずみくんのひみつ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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ねずみくんが、気持ちよさそうに、鼻くそをほじっているところを、ねみちゃんに見られてしまう。
「ねずみくんが 鼻をほじってたわ」 伝言ゲームスタート。 伝言のたびに、話の内容が変わって伝わっていく。
全く違う話になったのに、最後のところで、元の話に戻って本人に伝わってしまう。
「まんまるブタくんが ブーンブーンと羽で とんでるんだって」には
息子達も大笑い。私は、折角違う話に変わったのにねぇ・・・戻っちゃうなんて、大笑い。
★★★ |
ぞうさんとねずみくん 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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いいなぁ、ぞうさんは・・。体の大きいぞうさんには、ねずみくんに無いものがいっぱい。だけど、
ぞうさんに、無くてねずみくんにある事だってあるんだ。
★★★ |
ねずみくんとブランコ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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小鳥さんがブランコに乗っていると、ぞうさんが来て乗りたがる。重いからと断わり、次にうまさんが来て
・・と動物はだんだん、軽くなる。ねずみくんが来て、ぶらんこに乗ったところで、
意地悪ねこくんが登場、さてどうなるのやら・・
★★★ |
ねずみくんとおんがくかい 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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音楽会の楽器分担で、トランペットを渡されたねずみくん。フーと吹いても、音が出ないので
他の楽器と 取り替えてもらうことにした。でも、断られ続ける。
動物の特性を生かした、楽器の分担。小さなねずみくんに合う楽器はあるのかな?
★★★ |
またまた!ねずみくんのチョッキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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今度は絶対貸さない、と固い決心のねずみくん。結局、みんなに引っ張られてのびてしまう。
「チョッキだからいけないのよ」とねみちゃんが、帽子に編みなおしてくれた。
でも、またまたチョッキになってしまうのが、大笑い。可愛いです。続編が
パワーアップしていくので、ファンにとっても嬉しいですね。最初と最後のへびくんが
うまくまとまっていて、ほっとしますね。
★★★ねずみくんシリーズ、私の中の3位 |
ねずみくんとホットケーキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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ねずみくんから、ねみちゃんがホットケーキを作ると聞いて、「お料理上手なんだって」と皆が来る。
何も知らない皆は、ねみちゃんに料理の注文をする。さ、困ったねみちゃんは・・
なかなかねみちゃん、トンチがきいてます
★★★ |
やっぱりねずみくんのチョッキ 文・なかえ よしを 絵・上野 紀子 ポプラ社
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ねみちゃんが 編んでくれたねずみ色のチョッキ、きつねさんは、黄色のチョッキ、 ひょうくんには、
豹柄のチョッキ、でも、遊んでいたら 汚れてしまった。 そこで、アライグマくんが 洗濯してくれることになった。
★★★ |
14ひきのせんたく 作・いわむら かずお 童心社 1990
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梅雨が明け朝から暑い日、たくさんの洗濯物を持って川へ行く。夏の太陽の下、洗濯しながら川遊び。水が冷たくて いい気持ち。
去年、子供達と、川遊びに行った事を、思い出しました。14匹もとても気持ちよさそうです。
★★★ |
14ひきのピクニック 作・いわむら かずお 童心社 1986
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春の光があふれた日、皆でおにぎり、水筒を持って野原へでかけた。
行く先々での 春の花、虫、生き物との出会い、生命が息吹く力強さと、春が来た喜びいっぱいのお話です。
土筆の間を歩く家族、飛んで行くたんぽぽの綿毛の絵が大好きです。
★★★ |
はるだ はるだよ!10ぴきのかえる 作・間所 ひさこ 絵・仲川 道子 PHP
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冬眠から目覚めた10匹が、春を楽しみながら、皆をおこして歩くだけど、穴の中の 寝ぼすけさんは、へびだったから 大変!
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よなかのころわん 作・間所 ひさこ 絵・黒井 健 ひさかたチャイルド
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夏の夜、ころわんは夜のお散歩。いつもの道なのに、知らない道のようだ。
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くもさんおへんじどうしたの 作・エリック・カール 訳・もり ひさし 偕成社
The very busy spider by Eric Carle 1984
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農場の柵にきたクモが、巣を作り始めた。ウマ、ウシ、ヒツジ、ヤギ、色々な動物達が やって来て誘うが、返事をしない。
巣を作るのに忙しかったのだ。
クモの巣の糸が浮き上がっていて、手で触って遊べます。だんだん、できあがる様子を
見ていても楽しいのですが、最初からいたハエが最後に食べられちゃうなんて・・
★★★ |
バーバパパのがっこう BARBAPAPA'S SCHOOL
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー 訳・やました はるお 講談社
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学校では、生徒達が滅茶苦茶の大騒ぎ。バーバパパは、厳しくやろうという大人達に、「楽しみながら勉強する」環境作りを訴える
楽しく、幸せに 勉強できる学校ならいいですね。
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バーバパパのさんごしょうたんけん Lolita and the Scorpion Fish
作・アネット・チゾン&タラス・ティラー 訳・やました はるお 講談社 せかいをまわる5
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エジプトの海を船で渡るバーバ達。 海中探検に出かけるロリータに、ルールを教える。
珊瑚の上を歩くな、枝を折るな、生き物に触るな。ロリータはルールを守らなかった。
★ |
ねえ とうさん 作・佐野 洋子 小学館
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久しぶりにかえってきたクマの父さんとクマの子は、森へ散歩にでかけた。肩車をしてもらい、背中に乗せて泳いでもらい、
川に橋をかけてもらった。クマの子が尊敬していると、「俺はただ、クマらしいだけさ。クマだからね」と父さん。
逞しい父さんクマの背中を見て、クマの子も逞しいクマになるといいですね。
★★★ |
おぼえていろよおおきな木 作・ 佐野 洋子 講談社
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おじさんの家の横に、大きな木があった。春には花が咲き、朝には小鳥の声がし、秋には赤い実がなる。でも、おじさんは、
小鳥の糞や、声がうるさかったし、洗濯物は木陰になって乾かない。いつも木を蹴飛ばしながら、「おぼえていろよ」と言って、
とうとう木を切り倒してしまう。木を失って初めて、木の大切さに気づく。
存在の大切さを、ひとつずつ、かみしめて、やっと最後に気づかされ、ちょっと切ないお話でした。
★★★ |
おれはねこだぜ 作・佐野 洋子 講談社
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サバ好きなねこが、サバのことを考えて歩いていたら、空とぶサバに襲われる。「きみは サバを 食っただろう」
「おれはねこだぜ」といいなが逃げまくる。逃げ込んだ、映画館を見まわすと、まわりはサバのお客さん。
逃げ回る、ねこの表情が最高!映画館の驚愕の表情には大笑いでした。
★★★ |
わたし クリスマスツリー 作・佐野 洋子 講談社
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雑木林のもみの木は、「きれいな町でクリスマスツリーになるの」と、根っこを土からひきぬき、かけだした。
森の仲間が引きとめるのを、振り払って憧れにむかって、ひた走る。丘を越え、野原をつっきり、山を走り、駅についた。
しかし、夢やぶれて、おいおい泣き疲れ もとの場所へと戻っていく。
心配したり、優しく見守る仲間がいて良かったね。また受け入れてくれてほっとしました。
★★★ |
おじさんのかさ 作・佐野 洋子 講談社
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おじさんは、立派な傘をもっていた。 でも、傘が濡れるのが 嫌だったので、少しくらいの雨なら、濡れたまま歩いた。
もう少し降ると、雨やどりして、やむまで待った。ある日、雨が少し降ってきた時、 小さい女の子が「あめが
ふったら ポンポロロン、あめが ふったら ビッチャンチャン」と言ってるのを聞いて、本当かどうか確かめたくなり、
とうとう 傘を開いた。
傘が濡れるのが 嫌な人だなんて、濡れた傘を見て、うっとりするおじさんだなんて、
不思議でおもしろい!この絵本は大好き。
サンケイ児童出版文化賞推薦賞 ★★★ |
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