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[2004年9月]
No.25


オススメ度 ★〜★★★
空とぶ船と世界一のばか
文・アーサー・ランサム 絵・ユリー・シュルヴィッツ 訳・神宮 輝夫 岩波書店
THE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIP BY Arthur Ransome ,1968
「空飛ぶ船を持ってきたものに王女を嫁にやる」と、王様のおふれを聞いて 無邪気な世界一のバカが旅に出た。 旅先で会った老人のお告げに従って、空飛ぶ船を手に入れる。途中で不思議な7人の男達を 船に乗せ 城へとやってきた。 王様は、ただの田舎者に 嫁にやるのが惜しくなり、無理難題を言って追い払い、船だけを手に入れようとする。 7人の男達は、不思議な力で無理難題をやってのける。
ロシアの昔話。1969年、コルデコット賞受賞
絵本にしては長編でしたが、読み応えあります。不思議な男達のすばらしい活躍にホレボレ。 神様は無邪気な人間が好きだから、最後には何もかもよいようにしてくださるハッピーエンドです。

★★★


かばくんのふね 作・岸田 衿子 絵・中谷 千代子 福音館 1964
かばくん親子は、雨で洪水になった動物園で、救援ボートになって大活躍する。
「こどものとも」のシリーズ1作目
★★★


ぞうくんは むかし あかんぼでしたか 詩・岸田 衿子 絵・中谷 千代子 偕成社 1980
かばくんのお風呂はあったかい?らいおんは髪の毛切ったことがある?さるくん手紙書いたことある? ぞうくん、あかんぼのぞうくんは 泣き虫ですか?
子供の問いかけの詩集


タンタンのずぼん 作・いわむら かずお 偕成社 1976
おばあさんが作ってくれた タンタンのズボンはだぶだぶで、吊り(サスペンダー)は長すぎる。 その吊りを 竿にかけて、ぶらんこしたり、電車ごっこしたり、たんたんは、いろいろなことができるボンが大好き。
吊りってこんなに使い道があったんですね。笑
★★★


かんがえるカエルくん 作・いわむら かずお 福音館 1996
カエルくんとネズミくんが考えている。ミミズの顔はどこにある?空はどこからどこまで? キミはキミなのにどうしてボクなの?
カエルくんもネズミくんもとてもかわいらしいです。 コマ割りの挿絵で、バタバタアニメを見るかのよう。考え悩む姿も、解決(?)した姿も楽しくてかわいらしい。 小さい時は色々興味を持ったり、不思議だったり、そんなことも考えたっけ・・・なんて大昔を思い出しながら。笑。
★★★


ぜったいがっこうにはいかないからね 作・ローレン・チャイルド 訳・木坂 涼 フレーベル
I am Too absolutely small for school by Lauren Child,2004
あたしはまだ大きくないし、学校へ行ってる時間もないし、 数も10まで数えれば十分、と学校に行きたがらない妹に、とうとう初登校の日がやってきた。
新しい環境に不安を感じる妹、その気持ちがよくわかるお兄ちゃんの 絶妙なやりとり、なんだかんだと理屈をこねる理屈にも大笑いです。
★★★


かかかかか 作・五味 太郎 偕成社 1991
「蚊」が「か」のつく動物を刺していく。逆にカマキリに脅されたり、亀の甲羅が硬かったり・・・
「か」と「が」しかない文ですが、よく見ると意味があり、 動物たちのどこが刺されたのか探すのも楽しいですね。赤ちゃんむきだと思っていたけど、奥深いユニークな本でした。
★★★


だるまちゃんとだいこくちゃん 作・加古 里子 福音館 1991
「大黒ちゃんの打ち出の小槌を さらさら振れば 望みの品が  えい えい えい」うらやましくなった だるまちゃんは 打ち出の小筒を作った。  「うちでの小筒を がさがさ振れば 願いの物が おう おう おう」
 望みのもの、願いのものが ざくざく出てきて楽しそう。
★★


サザンちゃんのおともだち 作・かこ さとし 偕成社 1973
サザンちゃんは学校が終わってから、林で動物の子供たちに、今日習ったことを教えていた。動物の子供達は、 サザンちゃんに教えてもらうのを楽しみにしていたが 日曜日は学校がお休み。サザンちゃんはがっかりする 動物の子供たちに、村の祭りの用意をして踊りくらべに参加しようと提案する。


もりでいちばんつよいのは? The Gruffalo by Julia Donaldson by,1999
文・ジュリア・ドナルドソン 絵・アクセル・シェフラー 訳・久山 太市 評論社
森を歩くネズミは動物から狙われるたび「これからグラファロという恐ろしい動物と会う」と嘘をつき ピンチを切り抜ける。 しかし、ネズミは本物のグラファロに出くわしてしまう。
この大ピンチに、どんな機転をきかせるのか??なるほどね。笑
★★★


ハネスうさぎのたんじょうび 作・バーナデット・ワッツ 訳・森山 京 講談社 
Hase Hannes Hat Geburtstag by Barnadette,1998
誕生日の招待状を配って歩くハネスに、皆 よそよそしく忙しそうだった。それには訳があった。
お決まりストーリーですね。皆、誕生日のお祝いの準備で忙しかったのですね。
★★


ゆうたくんとしょうぼうしゃ 作・なかえ よしを 絵・大久保 宏昭 教育画劇 1994
犬のべスを散歩させるゆうたくんは、毎夕 消防署の前で おばあさんに会う。おばあさんはベスをかわいがり、 ベスもゆうたくんもおばあさんが大好き。ある日突然、おばあさんが来なくなる。救急車で運ばれ病院に入院していたのだ。
病院に犬は入れないし、どうするのかな?と思ったら、はしご車にのって 窓の外からお見舞い。訓練の日に消防士さんが粋な計らいをしてくれました。
★★


でんしゃえほん 作・井上 洋介 ビリケン出版 2000
ゆっくりお散歩電車、一人乗りの贅沢電車、カブトムシ電車、電線電車、ナンセンス電車がいっぱい。
息子たちが声を合わせて、「この電車が一番乗りたい!」それは 煙突立てたラーメン電車!ラーメンが食べれる電車です。息子たちはラーメンが大好き。
★★


カボチャありがとう 作・木葉井 悦子 架空者 1994
カボチャが歩いているとカタツムリが「かぼちゃが たべたーい」と寄ってくる。カボチャは「いいよ」と言って 体の上に乗せて歩く。次から次へと虫や生き物が「食べたい」と来て、体いっぱいに乗せる。 かぼちゃが、「あーおもたい」と座り込むと、一斉に「いただきまーす」と言って食べ始める。
乗せて歩いてあげたのに、食べるなんて ヒドイと息子たち。 カボチャは食べられたお陰で、種になって土の中で眠れたという意味、わかんないかなぁ・・・笑
★★


かぜひき ころわん 文・間所 ひさこ  絵・黒井 健 ひさかたチャイルド 1997
風邪をひいたころわんは、注射をしお薬を飲んで元気になる。友達に、注射は痛くなかった、お薬は苦くなかったと話すころわん。


クリスマスのころわん 作・間所 ひさこ  絵・黒井 健 ひさかたチャイルド 2003
クリスマスの日、ちょろわんのおうちでケーキをご馳走になった帰り道、真っ赤なとんがり帽子が落ちていた。 「帽子をなくした誰かさん、ボクここで待っててあげる」
美味しいものを食べれるし、街はピカピカ綺麗だし、でクリスマスが 何だかわからなくても、楽しそうなものだと感じたころわん。尻尾のパタパタが止まらないのがかわいいね。


おおおとこエルンスト 作・寮 美千子 絵・篠崎 正喜 小学館 1996
大男エルンストと、ピンクの象のレニが、夏の海をめざす。バス乗り場で、バスを足にくくりつけローラースケートのように走り出す。
愉快、豪快、電線引きちぎって 離れ小島を引き寄せるなんて滅茶苦茶すぎて息子ら大喜びです。
★★


ハービーのおかしなケーキうた A Cake for Herbie by Petra MATHERS ,2000
作・ベトラ・マザーズ 訳・今江 祥智、遠藤 育枝 BL出版 2001
ハービーは「詩を詠んでケーキをもらおう」というコンテストに出場する。
★★


かいじゅうズングリのピザやさん 作・末吉 暁子 絵・西川 おさむ ポプラ社 2002
くらくらもりの魔女からピザの注文を受けたズングリ。日が沈むまでに持っていかないとカエルにされてしまう。 いたずらツリーや毒リンゴの森を抜け、嘘つき骸骨にだまされ、クモの巣迷路に迷い込む。そして、木のてっぺん で降りれなくて泣いている女の子に会う。
ざわざわ森のがんこちゃんシリーズでおなじみの作家。
★★


みんな おそろい 作・山脇 恭 絵・末崎 茂樹 偕成社 1992
今日から「のはらえん」が始まった。うさぎくんは、タンポポ色のスモックを着てでかける。 タンポポ色の子を誘い合って「のはらえん」へ向かう途中、近道をして森を抜けようとした。
★★


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