ゆき 訳・さくま ゆみこ あすなろ書房
SNOW by Uri Shulevitz, 1988 |
灰色の空から雪が一片舞い降りた。「雪が降っているよ」と男の子は言った。
町の人々は「これっぽっちじゃ、すぐに溶ける」と言うが、雪は後から後から降ってきた。
雪が降ってきて思わず外へ駆け出した男の子の楽しそうな顔、
男の子がマザーグース書店の看板の人達を誘って踊りだす絵、
こっちまで楽しくなる素敵なお話です。雪が積もっていく街の景色が素敵です。
★★★ 平成14年度 日本絵本賞 翻訳絵本賞受賞作紹介賞
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よあけ 訳・瀬田 貞二 福音館
DAWN by Uri Shulevitz,1974
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音もなく静まり返る夜明け前、夜が明けるまでの絵本。
音や匂いまでもが伝わってきそうなくらいの絵と多くを語らない文。
暗い色彩が少しずつ色がつき始め、そして夜が明けた瞬間。ちょっと感動しますね。
★★★
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あめのひ 訳・矢川 澄子 福音館
RAIN RAIN RIVERS by Uri Shulevitz,1969
| 町に降る雨、野山に降る雨の話。
詩のような美しい文と寒々とした色合いの挿絵で綴られています。雨は生きるものへ
活力を与えていきます。私が好きなフレーズは「みずたまりは そらの かけら ぴょんと とびこそう」
★★★1969年 アメリカ図書館協会 選定図書
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ユリー・シュルヴィッツさんの絵
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