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[2004年12月]
No.28クリスマス特集


オススメ度 ★〜★★★
スノーマン 作・レイモンド・ブリッグズ 評論社  
THE SNOWMAN ANNIVERSARY GIFT EDITION by Raymond Briggs,1978
目を覚ますと雪が積もっている。少年は庭へ飛び出して雪だるまを作る。 夜、眠れず見に行くと、雪だるまが帽子をとって挨拶をする。 少年は雪だるまを家に招き入れる。
字のない絵本です。雪だるまが物珍しげに 人間の生活に触れイタズラする様子、そして少年を空へ招待するシーン、一夜限りの夢物語で ファンタジックです。翌日には、すっかり溶けてしまい、優しさとせつなさの入り混じるお話でした。
★★★


ゆきだるま ストーリー・ブック 作・レイモンド・ブリッグズ 訳・松川 真弓 評論社  
The Snowman Story Book by Raymond Briggs,1990
目を覚ますと雪が積もっている。ジェームズは庭へ飛び出して雪だるまを作る。 夜、眠れず見に行くと、雪だるまが帽子をとって挨拶をする。 少年は雪だるまを家に招き入れる。
字のない絵本を先に見ていたので、どんな言葉で 綴られているのだろうと想像して、読むのが楽しみでした。
★★★


さむがりやのサンタ 作・レイモンド・ブリッグズ 訳・菅原 啓州 福音館  
FATHER CHRISTMAS by Raymond Briggs,1973
「やれやれまたクリスマスか」とサンタの朝が始る。トナカイに餌をやり、顔を洗い 支度をして、ソリにプレゼントを積み込む。
ずっと、ブチブチと愚痴をいうサンタさん。こんなサンタさんがいても おもしろいかもしれません。
★★★


クリスマス・トムテン
作・ヴィクトール・リュードベリィ 絵・ハーラルド・ヴィベリィ 訳・おかもと はまえ 佑学社  
Lille Viggs Aventyr Pa Julafton by Viktor Rydberg and Harald Wiberg ,1980
孤児のウィグとみすぼらしい小人のトムテンは、クリスマスプレゼントを配って国中を回る。 最後に山の王様の広間へ行くと、病気のお姫様と天秤があった。この国の悪い行いをのせる皿と、 良い行いをのせる皿があり、良い行いの皿が地面につくとお姫様の病気がなおるという。 ウィグが不平をもらしたために、悪い行いの方へ天秤が傾いた。
良い行いには金のおもりを、悪い行いには蛙や蛇をのせて天秤で推し測る。そんな世界が 誰の心の中にもあるのだと思います。誰も見ていないと思っていても、誰かが見ている、それが自分自身であったり 神様、太陽だったり・・・。大事なことを見失わないように、感謝する気持ちを忘れないように、素敵なお話です。
★★★


まってるよ サンタクロース! HURRY, SANTA by Julie Sykes, 1998
作・ジュリー・サイクス 絵・ティム・ワーンズ 訳・にしき はるみ 文渓堂  
一番大事な朝、目覚まし時計が壊れていて サンタさんは寝ぼうする。 大慌てで着替えたら、片方のズボンに両足を入れて転ぶし、ソリに乗ろうと外へ出たらトナカイがいない。 森の動物達に、「みんなが待っているよ、サンタさん」と励まされサンタさんは頑張る。
やっと配り終わったと思ったら「一つプレゼントを配り忘れた!」やれやれ、 あわてんぼうなサンタさん。実は動物達からの素敵なプレゼントでした。これで来年は大丈夫ですね。
★★★


まほうつかいのクリスマス 文・森山 京 絵・佐野 洋子  あかね書房 1997
魔法使いのおばあさんは、子供達に大人気のサンタが妬ましい。 そこで、サンタになりすまして出かけるが、上手くいかない。次に、かわいい子供に化けて、サンタを待つことにした。
卑屈な魔法使いもサンタさんの魔法(プレゼント)にかかってはお手上げです。
★★★


クリスマスイブのきゃく OLD SADIE AND THE CHRISTMAS BEAR by Phyllis Naylor,1998    
文・フィリス・ネイラー 絵・パトリシア・ニュートン 訳・さいとう ゆうこ 新世研  
くまのアモスは洞穴から這い出し村へ行く。村はクリスマスムードでいっぱいだった。 村はずれの家に間違って入り込むが、目の悪いおばあさんは客人が来たと思い もてなしてくれる。
一人暮らしで話し相手のいないおばあさんへ、知らず知らずのうちにプレゼントを残してきたお話。
★★★


やかまし村のクリスマス JUL I BULLERBYN by Astrid Lindgren ,1963
作・アストリッド・リンドグレーン 絵・イロン・ヴィークランド 訳・おざ きよし ポプラ社  
やかまし村の3軒の家には、7人の子供達が住んでいる。クリスマスはとびきり楽しい。 しょうがビスケットを焼き、薪を運び、森へツリーを切りに行き、準備を始める。
アストリッド・リンドグレーン(1907〜2002年)  スウェーデン児童文学作家で代表作に「長くつ下のピッピ」「やかまし村シリーズ」などがある。 業績に対し、第二回国際アンデルセン賞を受賞した。
★★


ワニのライルのクリスマス 作・バーナード・ウェーバー 訳・小杉 佐恵子 大日本図書 6
LYLE AT CHRISTMAS by Bernard Waber,
クリスマスがくると憂鬱になるグランプスさん。これにうんざりしたネコのロレッタは家出をした。 ライルは、無事に帰ってきて欲しいと願っていた。
★★


サンタクロースのしろいねこ SANTA'S SNOW CAT by Sue Stainton, 2001
文・ス・ステイントン 絵・アン・モーティマー 訳・まえざわ あきえ 徳間書店  
スノウはサンタクロースの家にいる世界で一番深い緑色の目をした 世界で一番白い猫だ。 街の色とりどりの灯りを見ていて、サンタさんのソリから落ちてしまう。 スノウは街をさまよいながら、サンタさんを探して歩いた。
絵が素敵です。色鮮やかな街の風景の中に、真っ白なスノウの 優雅な姿が印象的です。
★★


ヤナコッタさんのクリスマス 作・ジェイムズ・スティヴンスン 訳・常盤 新平 紀伊国屋書店  
The Worst Person's Christmas by James Stevenson ,1996
世界一へそ曲がりのヤナコッタさんは、皆の好きなものはどれもこれも気に入らない。 クリスマスも気に入らなかった。子供達からのプレゼントをゴミ箱に捨てようとして 、足を滑らせソリの上に落ちる。ソリはものすごいスピードで滑り、大嫌いなパーティ会場へと到着する。
ヤナコッタさんが、最後に笑って子供達に手を振っています。


クリスマスったらクリスマス 作・せな けいこ ポプラ社 2002
サンタさんは、小クマを冬眠させる「グーグージュース」を飲んですっかり寝込む。 かわりにウサギのうさこと お化けがプレゼントを配ることになった。


クリスマス・イブ ON CHRISTMAS EVE by Margaret Wise Brown, 1976
文・マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵・ベニ・モントレソール 訳・やがわ すみこ ほるぷ出版  
クリスマスの晩、眠れぬ子供達は、 階下のツリーのところへ行って、お願い事をすることにした。父さん、母さんを 起こさないように、そっとそっと降りて行った。


サンタのたのしいクリスマス Santa's Sackful of Christmas Ideas by Deri Robins, 1993
作・デリ・ロビンス 絵・ジョージ・ブキャナン 訳・神島 統夫 フレーベル  
クリスマスカード、ゲーム、料理、飾りの作り方などを紹介した本。


ゆきの日のおかしのいえ 文・薫 くみこ  絵・さとう ゆうこ ポプラ社 1995
小リス達がサンタのおじさんにプレゼントしようと クッキーを作っていた。それを見ていた 動物達が力をあわせて、サンタさんへお菓子の家を作ることにした。
とても美味しそうなお菓子の家ができました。


クリスマスのちいさな木 LITTLE TREE by E.E.Comings,1925
詩・e.e.カミングス 絵・クリス・ラシュカ 訳・さくま ゆみこ 光村教育図書  
小さな木が、山から都会へ運ばれクリスマスの木になるまでのお話。
緑と赤が基調になった絵がクリスマスらしくてきれいです。


ちいさなサンタさん 作・葉 祥明 校正出版社  
Little Santa Claus by Shomei Yoh, 1995
世界中の恵まれない子供達や、苦しんだり助けて欲しい子供達に、少年がサンタになって プレゼントを配りに行く。


森のクリスマス 作・きむら だいすけ 福武書店 1994
そのおじいさんは遠くの国の深い森の中にすんでいた。森の動物達とお話ができる。 クリスマスの前の日、おじいさんはでかける。


ほしのおくりもの クリスマス童話 文・みつはら ゆり 絵・まきの すずこ 女子パウロ会
「ティムと小さなろうそく」 貧しい家庭のティムは、やっと買うことのできたみすぼらしいろうそくを持って モミノキ村のお祭りにでかける。そこでは、ろうそくを自慢する子供達がいた。
「ほしのおくりもの」町で一番良い子には、サンタさんといっしょにソリに乗るという 素敵なプレゼントがある。
家庭の事情、貧しさの中にも懸命に生きる子供達を、イエス様もサンタさんも 見守っていてくれるというお話です。



今まで読んだ中から(2004年)


サンタのおもちゃ工場 作・たむら しげる メディアファクトリー 
サンタさんから届いた手紙には「もうすぐクリスマスです。雪だるまを作るのを 手伝ってください」と書いてある。さっそく北極に行ったルネくんは、雪だるまを作る。 サンタさんが呪文を唱えると、雪だるまたちは動き出し、おもちゃ工場を作り、おもちゃを作りはじめる。


バーバパパのクリスマス 作・アネットチゾン・タラスティラー  訳・やました はるお 講談社
9 Barbapapa's Christmas by Annette Tison & Talus Taylor,1997
クリスマスツリーを探しにでかけたバーバパパ、鳥やリスの家の木だったり、 動物達の森の木だったり、木を切れないまま、子供たちの待っているおうちへ帰る。


サンタのクリスマス 作・レイモンド・ブリッグズ 訳・きやま かすみ
Father Christmas by Raymond Briggs ,1992
クリスマスの仕事を終えたサンタは、旅行にでかける。フランス、スコットランド、ラスベガス、行く先々で正体を見破られ、 結局は我が家に帰り着く。そこには、子ども達からの来年のクリスマスの手紙が届いていた。 プレゼントの準備をはじめるうち、またクリスマスがやってくる。
★★


クリスマスのころわん 作・間所 ひさこ  絵・黒井 健 ひさかたチャイルド 2003
クリスマスの日、ちょろわんのおうちでケーキをご馳走になった帰り道、真っ赤なとんがり帽子が落ちていた。 「帽子をなくした誰かさん、ボクここで待っててあげる」
美味しいものを食べれるし、街はピカピカ綺麗だし、でクリスマスが 何だかわからなくても、楽しそうなものだと感じたころわん。尻尾のパタパタが止まらないのがかわいいね。


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