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田島 征三
Seizo Tashima


1940年、征彦さんと双子の弟として堺市生まれ。多摩美術大学図案科卒業。 絵、版画、絵本、エッセイなどの制作のかたわら、東京都日の出村のゴミ処分問題に取り組み 自然、環境問題などでも活動している。

1969年 「ちからたろう」で第二回プラスチラバ世界絵本原画展 金のりんご賞受賞。
1974年 「ふきまんぶく」で講談社出版文化賞絵本賞。
1988年 「とべバッタ」で第11回絵本にっぽん賞
      ボローニア国際児童図書展グラフィック賞推薦賞、
        (全国学校図書館協議会選定基本図書)
1990年 小学館絵画賞、年鑑イラストレーション作家賞受賞。


オススメ度 ★〜★★★
とべ バッタ 偕成社 1988
茂みに隠れ住むバッタの周りには恐ろしい天敵がいる。カエル、カマキリ、クモ、蛇。ある日、怯えながら暮らすの が嫌になったバッタは決意した。
最初のページに仲間のバッタを食べるカエルの絵、次のページにはカマキリに食べられた 残骸の絵、と迫力のある絵が続きます。飛び立つ瞬間の躍動感、荒地を越える姿はとても誇らしげに見えました。
★★★ 1988年 第11回絵本にっぽん賞、ボローニア国際児童図書展グラフィック賞推薦賞 、小学館絵画賞受賞。


ふきまんぶく  偕成社
夏の夜、ふきちゃんが、むかいの山を見ていると、きらきら光るものがあった。 星がたくさん落ちてきたに違いないと思い、星を拾いに行くが、それは、ふきの葉の上の夜露だった。
ふきまんぷくとは、蕗のとうのこと。夢のような不思議なお話
★ 講談社出版文化賞絵本賞。


たすけて  
写真・宮入 芳雄、 さとう あきら デザイン・山上 裕司 童心社 1995 
第二ゴミ処分場建設から 東京・日の出町の森を守りたいというメッセージ本。森に生きる小動物、植物の数々の写真、 生きようとする命が たすけて、たすけて、と悲鳴をあげる。
この本の売り上げは森を守る運動に使われているらしい。あれから10年弱、 調べてみたら、現在も訴訟中(2004.09)
★★


はたけのカーニバル 童心社 2002
おじさんは、ウキウキして村祭りの寄り合いに出かけた。 おじさんの畑では、野菜たちもお祭り騒ぎ。ジャグリングにブレイクダンスにカーニバル。


森はたのしいことだらけ 学研 1995
キフちゃんと 弟のトホくんと ネコのロンロンが、お弁当を持って森へでかける。 お弁当が重くてヘトヘト、お腹も空いて全部食べる。森では、バッタだらけになったり、魚だらけになったり、小鳥だらけになったり。 迷子になった帰り道、白い花が森の入り口まで連れて行ってくれた。



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