なべ塾読み聞かせもくじ著者別索引


デビット・マッキー
David McKee


1935年イギリス生まれ。 ペインター、漫画家、幼児用テレビ番組のフイルムメーカーライター。

配色が素適な エルマーシリーズは息子(当時4歳)のお気に入り。何回も読みました。
物の見方を変えて、楽しく生きる 魔法使いメルリックシリーズは息子(当時7歳)のお気に入り。これも何回も読みました。 難題、問題を解決するベンさんシリーズも愉快で楽しい絵本です。
争いと平和を扱った作品は、私が大好きです。 デビット・マッキーさんの絵本は親子で大のお気に入りです。






エルマーシリーズ
Elmer


エルマーはパッチワークのつぎはぎ模様のゾウ。
ジャングルの人気者で悪戯大好きなエルマーと仲間達のお話。
カラフルなジャングルの木々や花、実の絵が大好き。
ほるぷ出版


オススメ度 ★〜★★★
1ぞうのエルマー  Elmer 1989
パッチワークの模様のゾウのエルマーはみんなの人気者。一目でエルマーだと気づかれるのが、 おもしろくない。いたずらを思いつき、象色の木の実で体を普通の象の色にしてしまう。
★★★


2エルマー!エルマー! またまたぞうのエルマー
   Elmer again 1991
もうすぐエルマーの日、友達の象達は、自分の体を何色に塗るかワクワクしていたが、 エルマーは普通の象色に塗るだけ。そこで、エルマーは皆が寝ているすきに、いたずらをする 朝おきると、皆、エルマーと同じパッチワーク模様になっていた。
★★★


3エルマーのたけうま  Elmer on Stilts 1993
大変だ、象狩り達がやって来るる!!そこで、エルマーが思いついた作戦は、竹馬に乗って 上の方に隠れること。早速、作って乗ってみたら、体の重みで竹馬がズブズブ沈んでいく。
ぞうのエルマーシリーズで私の一番のお気に入り。
★★★


4エルマーとウィルバー  Elmer and Wilbur 1994
エルマーのいとこの白黒の象、ウィルバーが登場。ウィルバーは声の手品が得意で、悪戯をする。
★★★


5エルマーがとんだ  Elmer and the Wind 1997
とても風の強い日、友達のゾウ達、トリ達はほら穴に避難していた。「ぼくたち、象は、重たいから 飛ばされたりなんかしないんだ」と、外にでたエルマーは、飛ばされたふりをしようと悪戯を思いつくしかし本当に飛ばされてしまう。
★★★


6エルマーとまいごのクマ Elmer and the Lost Teddy 1999
赤ちゃん象が、ぬいぐるみのクマを失くしてしまった。エルマーはそこらじゅう探しまわる。ジャングルの他の赤ちゃんたち皆、 自分用のクマを持っていたが、失くしたぬいぐるみではなかった。クマがないと眠れない象の赤ちゃんに、 エルマーは自分のクマを貸す。
エルマーのクマはパッチワーク模様、自分とお揃いなんてお茶目ですね。
★★★


7エルマーとカンガルー  Elmer and the Stranger 2000
カンガルーは、飛び跳ねるのは簡単で、ジャンプするのは難しいことだと思いこんでいた。 ジャンプ大会にむけて練習しているが、全然ダメだった。そこでエルマーが知恵をひねる。
★★


8エルマーとゆき(あそび  Elmer in the Snow 1995
寒い寒いという仲間を誘って、エルマー達は山の上で雪遊びをする。そこで、エルマーがまた悪戯を思いつく。
逆に寒さで遊べることを探したり、マイナス面をプラスにかえるエルマーらしいですね。
★★★


9エルマーとエルドーおじいちゃん  Elmer and Glandpa Eldo
初登場、エルマーのおじいちゃん。本当は覚えているのに、とぼけて忘れたふりをしてエルマーをからかう。 おじいちゃんが一番嬉しかったのは、エルマーが遊びに来てくれたことだった。
★★★


10エルマーとちょうちょ  Elmer and Butterfly
木に挟まれた蝶々を助けたエルマー。今度は小さい蝶々が、大きいエルマーを助けることになった。
この森の仲間はみんな仲良しです。
★★


ぞうのエルマーのかくれんぼ  しかけえほん大日本絵画
エルマーと小鳥のかくれんぼ。岩の裏や、丸太の陰などを探すと森の仲間がいる。小鳥が隠れていた場所は?
しかけ絵本。
★★






まほうつかいメルリックシリーズ
Melric the Magician


王様御付の魔法使いメルリックのシリーズ。
妹のマーテル、いとこのガズ、アドバイスをしてくれるクラ先生。
そして、メルリックを追い出そうと企む悪い魔法使いソンドラック。
物事を多方向から観察し、柔軟に問題に対応するメルリックのお話。
アリス館


1まほうをわすれたまほうつかい The Magician Who Lost His Magic
毎日、王様の用事や町の皆の仕事を魔法で助けるメルリック。ある朝、魔法の力がなくなっていた。 魔法がきかないとわかったら、敵が攻めてくるから大変!!マーテルや、ガズに相談するが解決せずクラ先生のところへ行く。
★★★


2まほうつかいのまほうくらべ 
「魔法の力で偉い王様にしろ」という王様と、「偉くても幸せにはなれません」と言い合いをしたメルリック。 そこへ、悪い魔法使いソンドラックが来て、王様に気に入られる。ソンドラックは、メルリックを追い出して国を 自分のものにしようと企んでいた。クラ先生のアドバイスは 笑いの力だった。
★★★


3まほうつかいとペットどろぼう 
たくさんのペットと暮らすいとこのガズのところへ来たメルリック。王様へ「ももいろイノシシ」をお土産に持って帰る。 そこで事件発生。町からペットがいなくなった。犯人は悪い魔法使いのソンドラック。クラ先生のアドバイスは 「もし、ペットだったら隠れ家に連れて行かれただろう」
★★★


4ききゅうにのったまほうつかい 
メルリックが作った気球にのって、ももいろイノシシ、王様らは空の散歩した。王様は、くっつきすぎた家や、 くねくね曲がった道をみて地図を作ることにした。国中を変えようとする王様に反対のメルリックは、 地図が出来上がらない作戦を思いつく。クラ先生のアドバイスは「見かけで物事を決めてはいけない」
★★


5まほうつかいとドラゴン 
国の東に竜が現れたらしい。そこで明日、竜退治に出かけることになった。メルリックはが回りして竜に会いに行くと、 子供の竜だった。 メルリックはどこかに隠してかくまうことにした。クラ先生は「子供が部屋中におもちゃを散らかしていた。 お母さんが、どこもかしこもおもちゃだらけ!と言うと、子供は、そんなことはないさ、おもちゃ箱の中にはないもの 、と」長いアドバイス。さ、メルリックは、、
★★★


6まほうつかいのにせものさわぎ 
町で悪い魔法使いソンドラックが、メルリックに化けて悪戯をしていた。メルリックが悪い奴だと思わせて城から 追い出そうと企んでいた。むこうがむこうなら、こっちもこっち。メルリックはソンドラックに化けて悪さをはじめる。
★★★


7まほうつかいとふしぎなおおかん
王冠をかぶった王様が魔法の滝の下をくぐると、滝の上に虹が出て人々が「王様ばんざい!」という儀式が近づいていた。。 悪い魔法使いソンドラックが本物の王冠を偽者とすり替えてしまった。
★★★






ベンシリーズ
Benn


古道具屋にある服を「着てみる部屋」で着て 「着て試す部屋」のドアを開けると冒険が始まる。
ベンさんは、異世界でおこる問題を次から次へと解決する。
アリス館


123456789のベン1 2 3 4 5 6 7 8 9 BENN
ベンさんは黒と灰色のしま模様で123456789と数字が書いてある服を着る。着て試す部屋の向うにあったのは鉄格子の小さな窓のある部屋。 そこで、大きな囚人、スマッシャーに出会う。牢屋にいる 囚人たちは、美味しくない食事、汚い色の壁や囚人服に泣いていた。 ベンは食事を美味しくし、壁をきれいにしようと、スマッシャーに計画をもちかける
★★★


ピエロになったベン  Big-Top BENN
ベンさんはピエロの服を着て、みんなを笑わせようと来て試す部屋のドアを開ける。崖が崩れ、サーカスの車が立ち往生していた 。そこへ、スマッシャーが登場、お陰で道はが通れたが、今度は橋が流されていた。
★★★


ジャングルへいったベン  Big-Game Benn
ベンが選んだ服は探検隊の服。着て試す部屋のドアをあけると、世界一の猛獣がりのガイド役になっていた。 なんとか生き物を助けたいベンさんは、「あなたみたいな名人がこんな小さな生き物をうつんですか?もっと大きい物を・・・」 と先延ばし。しかし、大きな生き物象をどうやって救うのか、ベンさんは考える。
★★★










青いかいじゅうと赤いかいじゅう  アーニー出版
Two Monsters 1985
高い山を隔てて「青いかいじゅう」と「赤いかいじゅう」が住んでいた。山が邪魔をして、まだ会った事がない。 二匹は、山にあいた穴を通してお話ししていた。夕方、青いかいじゅうは「日が暮れていく」と言い、赤いかいじゅうは 「夜が来る」と言う。朝は「夜があける」と「朝がきた」と意見がくい違い言い争う。
お互いの立場に立った時、はじめてわかりあえた二人。 かいじゅうの二人は東西冷戦時代の象徴とも言われている絵本ですが、相手の立場を思いやるという ことは、子供も大人もいっしょですね。ディビッド・マッキーさんの読んだ絵本の中で一番大好きです。
★★★


るすばんをしたオルリック  アリス館
草刈が大変だというオルリックに、おかみさんは、家事と草刈をかわろうと提案する。しかし、留守番はとても大変だった。 オルリックは失敗の連続で、最後は牛と宙吊りになり、煮えたぎるなべへ落ちてしまう。
ノルウェーの民話をもとにした絵本です。
★★★


六にんの男たち なぜ戦争をするのか  偕成社
だんだん金持ちになった六人の男達、泥棒を心配して兵隊を雇う。泥棒は来なかったので、兵隊が戦い方を忘れないかと心配になる。 そこで近くの農場を奪い取らせた。すると、もっと金持ちになりたいと考えるようになった。
平和を求めながら戦争をくりかえす人間の愚かさが強烈なお話ですね。 色鮮やかな作品が多い中、無色の線画が淡々とした印象に残りました。これも大好きな絵本です。
★★★


しまうまのしゃっくり  訳・矢川 澄子 徳間書店
Zebra's Hiccups by David McKee, 1991
シマウマのゼブくんのしゃっくりが止まらなくなった。あんまり、しゃっくりをしたので縞模様が動き出して偏ってしまった。
縞の偏ったゼブくんはパンダみたいで滑稽です。色々な動物たちが 「しゃっくりの止め方」をアドバイスしますが個性的です。
★★★



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