僕らの夏休み〜その5 最終章


2004/07/29〜8/20
8月13日

お盆休みになって、お父さんが来た。

みんなで円山動物園へ行った。

なんだか、2号に似ているね。
ちょろい!!
こっちは、お母さんに似ているね。

「注意 糞を投げます!」だって!!
こわい!!


園内の ぷち遊園地で 乗り物に乗ったよ。





オバサン(年齢20代)と2号はメリーゴーランド。





夕飯は またまた
バーベキュー。
とうきび、真つぶの壷焼き、さんま、ジンギスカン・・・


* とうきび=とうもろこし
* つぶ=エゾバイ科の貝、北海道ではサザエが取れない。↑


お父さんは、飲む 食べる 飲む 食べる。
札幌に来てからずっと、飲む 食べる 飲む 食べる。
8月14日

お父さんと、おばあちゃんち(母方)にも泊まったよ。




で、またまたまたバーベキュ。
姫パパが 車庫から 七輪を探してきた。
そこでもお父さんは、飲む 食べる 飲む 食べる。

「何しに来たの?お父さん?」

「食いに来たに決まってるじゃないか?
ここは北海道だぞ。食わなきゃ損!損!」

近所の酒屋で買った「とらじの唄」を持ってご機嫌さ。
僕たちは、おばあちゃんから お小遣いをもらって
近所の夏祭りへ 行ったよ。
ヨーヨーつったり、ブーメラン買ったり 楽しかった。




楽しい 楽しい 夏休み。
いろんなところへ いっぱい行ったよ。
たくさん たくさん 遊んだよ。大満足さ。
おばあちゃんが カウントダウンをはじめた。

「あと3日で 帰るんだねぇ、寂しくなるね。」
「あと2日で 帰るんだねぇ、寂しくなるね。」
「とうとう明日 帰るんだね。寂しくなるね」

あっという間に 帰る日がやってきた。

8月20日
でも台風のせいでフェリーが遅れたので
キャンセルしたんだ。

お母さんが飛行機の予約を入れて笑って言ったよ。

「おばあちゃんの カウントダウンどおり
どうしても 今日 帰らないとね。」

僕らも 帰る気分で すっかりおだっていたしね。
おだつ=興奮する
フェリーが良かったよなぁ・・・
帰りは特等の部屋だったのになぁ・・・

お母さんも がっかりしている。
「フェリーは全額払い戻せたけど、飛行機は高いねぇ〜」
離陸は2号が窓側、着陸は僕が窓側。


あ!!お母さん、また2号がやってるよ。
写真!写真! 撮らなくっちゃ!!



おばあちゃんが言ってたよ。
「去年の夏は 七転八倒だったね。
あんな辛い夏は なかったね。
お母さんは 病院の往復だったしね。
おまえたちを どこにも連れて行けなかったものね。
今年は いい夏休みになったかい?
また 元気に 遊びにおいで。
大きくなっているんだろうね。
来年も来たら 風呂洗いと 庭の水遣りやるんだよ。
ばあちゃん、小銭ためて 待っているからね。
今日から、ばあちゃん独りになる。寂しいなぁ」
おばあちゃん、また カツゲン 飲みに来るからね。
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