冬帰省物語〜番外編其の弐


2003/12/25〜1/6    
今度は、北国の冬の暮らしを、紹介します。
私が居た10年前と違ってたら
ごめんくさいよ。(^^;f ← 無責任

昭和50年代に建てた一戸建ては
だいたい、二重サッシですが、私の実家では
更に外側から一枚たして三重サッシです。
玄関の外側部分に風除室を取り付けたり
内側にガラスの引き戸を設けたり、
冷たい外気を段階的にシャットアウトします。
玄関脇には280〜480リットルの灯油が入る
ホームタンクがあります。
家の中のストーブに灯油が自動供給されます。
集合煙突につながるストーブの煙突です。
その他余熱を利用した床暖房もあります。
矢印のパイプは2階の床暖のパネルに、
余熱を送るものです。


この家の煙突も集合煙突に繋がっています。
煙突の筒のまわりについているのは、
誤って煙突を直接触わらぬよう防止の柵です。

大抵、ストーブは夏季も設置したままです。
たまに分解掃除にだします。
このストーブはFF式石油ストーブで
壁に直接穴を開け、強制的に給排気を
屋外で行うタイプです。



最近、一戸建てを持った友人に話を聞きました。
「窓はペアガラスで一重です。
集合煙突はなく、ボイラー用の煙突があります。
暖房はセントラルヒーティングで各部屋はもちろん
玄関や廊下にもパネルがあります。
一度冷えるとすぐには暖まらないから
シーズン中はつけっぱなしです。」
時代とともに、色々 変わるものですね。


おや、雪が降ってきましたね。
雪かきをしましょうか?


除雪車のことを、「ブル」と呼びます。
もちろん、ブルトーザーのブルです。
除雪車が除雪すると「除雪がはいった」とか
「ブルがはいった」といいます。


*このブルはサービスステーションが所有する小型タイプです。
家庭用の除雪機を持っているご家庭もあります。



もちろん主流は「ママさんダンプ」でしょう。
ママさんダンプって、車じゃないですよ。
手で押す除雪道具の一つで、
ジョンバより大量の雪を運べます。

*ジョンバ・・・方言・除雪用プラスティックのスコップ

力仕事の苦手なご家庭は、
いっそロードヒーティングをお薦めします。
が、ドカ雪じゃ歯が立ちません。

*ドカ雪・・・大雪よりもっとひどい大雪のこと。
        大雪の最上級。大雪est。


雪の捨て場所に困った方には
「埋没型融雪機 どさんこ」など、いかがでしょう。
雪を集めて、放りこんで、燃やします。





雪道走行注意の看板です。


札幌の坂道のロードヒーティングは
かなり多くなりましたが
未施工の坂道には滑り止め用の砂箱があります。
登れなくて困った時には役に立ちますが
下りで止まらない時には間に合いません。

って当たり前か。



こんな大変な北国の暮らしですが
いいこともあります。
ビールが、とてもよく冷えます。
何せ、天然の冷凍庫(冷蔵庫)ですから・・・。
暖房がガンガン効いていて暑い乾燥した
室内で飲むビールの美味しいこと!
ただし、ドカ雪の日は油断しないで下さいね。
あっという間に宝捜しゲームになっちゃいます。


さて、一緒にビールでも飲みましょうか?
どうぞ暖かいお部屋へ、お入りなさいな。
今晩は、何だか、しばれてきましたね。
空から大きな雪が、
ふんわりふわふわ落ちてきました。
ゆっくりゆっくり降りてくるでしょう?
今晩は、なまらしばれるんだべか?
水道を落とさなくっちゃね。
外じゃ、あずましくないから、上がって。
さあさ、髪や服の雪をほろって、どうぞ。




チェックしてみそ!
塩ラーメン
味噌ラーメン
まだもう少し飲む


ビールは庭にあるから、じゃんじゃん掘ってね。
そして、最後に美味しいラーメンを召しあがれ。
あっさり和風塩も こってり味噌もあるからね。
もちろん西山製麺の22番玉子麺よ。

え?雪を見ながら、もっともっと飲みたいって?
うん。うん。飲もう。飲もう。
とことん付き合うよ。
だけどさ、酔い潰れて寝たら 起こしてよね。
ラーメンは重要。絶対に食べなくっちゃ!


北の大地に生まれ育って良かったなぁ〜。

 其の壱へ戻る   +++番外編おしまい+++



←Prev 0000 絵日記Index 0000 HP 0000 Next→